「森ビル デジタルアートミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」が、「麻布台ヒルズ」内 ガーデンプラザB B1階に2024年2月9日(金)に移転オープンする。チケットは2024年1月16日(火)より発売。
2018年6月、東京・お台場に誕生した「エプソン チームラボボーダレス」は、チームラボが手がける境界のないアート群で構成される「地図のないミュージアム」。初年度の年間来館者数は、単独のアーティストのミュージアムとして世界最多規模となる約230万人を記録、2019年には単一アート・グループで“世界で最も来館者が多い美術館”として世界記録に認定されるなど、国内屈指のアートスポットとして人気のミュージアムだ。
そんな「エプソン チームラボボーダレス」がお台場から移転。2024年2月、麻布台ヒルズ内に移転オープンを果たす。
展示作品の中でも注目は、世界初公開となる新作アート《Bubble Universe》と《Megalith Crystal Formation》の2作品だ。
インタラクティブなアート作品《Bubble Universe》では、無数の球体群で埋め尽くされた展示空間が広がっており、それぞれの球体には1つ1つ異なる光の現象を見ることができる。空間の中で個性的に光る“光のシャボン玉”や“ぷるんぷるんの光”を通して、人間が世界をどのように見ているのかを模索するとともに、環境と現象の関係性についても浮き彫りにする。
作品空間は一面ガラス張りに。床や壁に反射する幻想的な球体の光は、刻一刻と異なる色合いに変化しながら、ゆっくりと点滅。身体全体が球体群に包み込まれたかのような不思議な感覚を楽しめる。
一方《Megalith Crystal Formation》は、様々な作品群が部屋から部屋へと移動し、入り込んでくる演出がユニーク。作品の1つである《花と人 - Megalith Crystal Formation(work in progress)》では、コンピュータープログラムによりリアルタイムで描き出される花々が、来場者のふるまいにインタラクティブに反応しながら変化していく様子を目にすることができる。刻々と誕生し、変化、死滅していく花々は、その時々の来場者のふるまいによって変容する。
さらに、進化した新作の作品群にも注目だ。
《マイクロコスモス - ぷるんぷるんの光》も、光のシャボン玉と同様に認知上の存在であることを表現した作品だ。ゼリー状の無数の光の塊が、ぷるんぷるんと揺れながら空間を走り続ける様子を鑑賞することができる。
光の線の集合によって、巨大な光の立体物を創り出す作品「ライトスカルプチャー」。“非対称宇宙”と呼ばれる空間に生まれた光が、現実とミラーの中を行き来することにより、見る者に没入感を与える。今回は、新作として「ライトスカルプチャー - Flow」シリーズから、《色彩球体》や《覚醒》など、美しい極彩色の光を放つ作品が登場する。