画家・絵本作家のヒグチユウコが手掛けるギャラリー「ボリス雑貨店」にて、SFストップモーションアニメ『ジャンク・ヘッド(JUNK HEAD)』の展覧会「ジャンク・ヘッド」展(仮称)が開催される。期間は、2021年10月7日(木)から12月26日(日)まで。
『ジャンク・ヘッド』は、映画の制作経験のなかった堀貴秀が独学で作り始め、たった1人で7年もの歳月をかけて完成させたSFストップモーションアニメ映画。ひとコマひとコマを撮影し、それを繋げて映像にするという非常に手のかかるストップモーションアニメを、セット制作から声優まで1人で行ったということでも話題だが、何といってもその精巧な映像とストーリーに魅了される人が後を絶たない。
日本では、2021年3月26日(金)より全国10館で公開され、ミニシアターランキングでは2週連続で1位を獲得し、現在も公開劇場数を増やし続けている。また、これまでファンタジア国際映画祭で最優秀長編アニメーション賞を受賞、ファンタジア国際映画祭で最優秀長編アニメーション賞を受賞するなど世界的評価も非常に高い。
今回の展覧会「ジャンク・ヘッド展(仮称)」は、公開後の早い段階で、映画を鑑賞したヒグチユウコがその世界観を気に入り、制作中の三部作の応援を申し出たことがきっかけになったそう。会場では、撮影で使用されたキャラクターのパペットや緻密なセットなど、『ジャンク・ヘッド』の世界観を感じられる様々な展示が予定されている。
また、ヒグチユウコが、『ジャンク・ヘッド』にオマージュを捧げ、特別なイラストを描き下ろした。劇中に登場する「トロちゃん」と、ヒグチ自身のキャラクターである愛らしいネコの顔、ヘビのような手、タコのような足が特徴の「ギュスターヴくん」の触れ合う様子が描かれている。展覧会では、このイラストを使った商品の販売も見込んでいる。
【詳細】
「JUNK HEAD」展(仮称)
期間:2021年10月7日(木)~12月26日(日)
会場:ボリス雑貨店
住所:東京都渋谷区神宮前4丁目16-2