スタジオジブリの宮崎駿監督アニメーション映画『千と千尋の神隠し』が舞台化。東京・大阪・福岡・札幌公演を経て、2022年7月4日(月)に名古屋・御園座で大千穐楽を迎える。
2001年公開された『千と千尋の神隠し』は、米国アカデミー賞長編アニメーション映画賞を受賞したスタジオジブリの代表作品。主人公の少女・千尋が“八百万の神々の世界”へと迷い込む壮大なファンタジーは、長い年月が経った今なお世界中で愛され続けている。
今回の舞台化にあたっては、ミュージカル「レ・ミゼラブル」の世界初演の潤色・演出を担ったジョン・ケアード(英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーのアソシエイトディレクター)が翻案と演出を担当。かねてから作品の大ファンだったというケアードは、来日の際にスタジオジブリの鈴木敏夫・宮﨑駿と対面し、舞台化の許可を直接得たという。
そして物語をリードする主人公・千尋役には、日本を代表する人気女優がダブルキャストで担当。『キングダム』続編や『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』など、数々の話題作に出演する橋本環奈と、ドラマや舞台やをはじめ、『君の名は。』で声優も務めた上白石萌音のふたりが、それぞれ千尋役を演じる。
また、ハク、カオナシ、リン、釜爺、湯婆婆・銭婆もぞれぞれWキャストで豪華面々が揃った。
・ハク
醍醐虎汰朗:新海誠監督の映画『天気の子』で主人公・森嶋帆高役の声を務めた。映画、ドラマ、舞台など幅広く活躍している。
三浦宏規:2019 年よりミュージカル『レ・ミゼラブル』にマリウス役で出演。ミュージカル『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』、『GREASE』の出演が控える。
・カオナシ
菅原小春:2015年にスティービーワンダーと共演したCMが話題となり、翌年より紅白歌合戦に複数回出演。2019年にはNHK大河ドラマ「いだてん」への出演も果たし、活躍の幅を広げる。
辻本知彦:Noism創立時メンバー。シルク・ドゥ・ソレイユに日本人男性ダンサーとして初めて起用。振付代表作に米津玄師『馬と鹿』『感電』、RADWIMPS 『カタルシスト』 MV、菅原と共に『パプリカ』など多数。
・リン
咲妃みゆ:2014年、宝塚歌劇団雪組トップ娘役に就任。2017年に退団後、多くのミュージカルやドラマ出演に加えCD発売やコンサートも行う。
妃海風:2015年、宝塚歌劇団 星組トップ娘役に就任。歌と演技に秀でた娘役として活躍。2016年に退団後も柔軟な演技力と安定した歌唱力を存分に発揮し、舞台を中心に活躍している。
・釜爺
田口トモロヲ:俳優、映画監督、ナレーター、ミュージシャン。最新出演作に舞台『INSPIRE 陰陽師』『オリエント急行殺人事件』(初演)など。
橋本さとし:劇団☆新感線を退団後、舞台・映像・ナレーションと幅広い分野で活躍。過去、ジョン・ケアード演出作品には、『ベガーズ・オペラ』、『レ・ミゼラブル』などに出演。