2013年3月21日(木)、ウノ ピュ ウノ ウグァーレ トレ(1piu1uguale3)が2013-14年秋冬コレクションを発表した。2012年にAKM(エイケイエム)のデザイナー小澤が3年という濃密な構想期間を経てブランドをスタートさせ、今回が初のコレクション発表の場となった。
スモークの中から現れたのは、パッチワークデニムとレザーライダースを身にまとい、けだるそうに煙草をふかす俳優の村上淳。渋みのあるブルーグリーンといった色彩やスタッズやジップ使いなどディテールへのこだわりを強く印象づけた。その後も渋川清彦や、富永愛、CHIHARU、土屋アンナがゲストモデルとして華やかに登場した。
今季の主役アイテムはレザーアウターをはじめ、ダメージ加工や安全ピンでよりハードさをプラスしたやウォッシュデニム。しかしロックでラギッドなものだけにとどまらず、クラシカルなツイードジャケットやチェックをミックスしたミリタリージャケット、スターモチーフがポップなスタジャンなども展開された。それはまさに、幅広いテイストから己の軸に合ったアイテムを選び取りながら自身のスタイルを作り上げてゆく、懐の深い大人の男の生き様を写しているかのようだ。
ヴインテ―ジから最新のモードにまで精通する小澤の厳しいこだわりが生み出した、究極のベーシックの数々。一生着続けていきたいと思わせる、愛おしいまでの「魂」の込められたコレクションとなった。