「博物館でアジアの旅 アジアのレジェンド」が、2020年9月8日(火)から10月11日(日)までの期間、東京国立博物館 東洋館で開催される。
今回で7度目の開催となる「博物館でアジアの旅」。東洋の美術・工芸・考古遺物を展示する東京国立博物館の「東洋館」を舞台に、毎回テーマにちなんだ名品の数々を紹介する、東京国立博物館の毎年秋の恒例企画だ。
2020年のテーマは“レジェンド”。元々“伝説”という意味を持ち、近年では“偉人”や“殿堂入り”を果たした人物を指す際にも用いられる“レジェンド”という言葉にまつわるアジア各地の美術作品を3つの観点から紹介していく。東洋館の中に散在する“レジェンド”にちなんだ作品を鑑賞しながら、アジアを旅しているかのような気分を味わえそうだ。
1つ目のカテゴリー「レジェンドを表したもの」としては、神話上の英雄や古代都市国家の領主など伝説的存在に関する作品を展示。インド神話のクリシュナを描いた絵画、ギリシャ神話のヘーラクレースの像などを鑑賞できる。
2つ目のカテゴリー「レジェンドが作ったもの」としては、レジェンドと称えられる人物が創作した書跡作品が登場。中でも注目は、“書の巨匠”として後世に多大な影響を及ぼした、中国・唐時代の顔真卿による『顔氏家廟碑』。革新的な書人として現在まで伝わる彼の代表作であるこちらの作品は、9月22日(火・祝)までの展示となる。
そして、「レジェンドが集めたもの」として、東京国立博物館が誇る東洋陶磁コレクションの中核を担う、建築家・横河民輔の寄贈品を多数紹介。中国・南宋時代の重要文化財『青磁輪花鉢』や朝鮮・朝鮮時代の『白磁壺』といった、東洋陶磁収集のレジェンドである横河が集めた貴重な美術品を見ることが出来る。
【詳細】
博物館でアジアの旅 アジアのレジェンド
会期:2020年9月8日(火)~10月11日(日)
時間:9:30~17:00(最終入館は閉館の30分前まで)
会場:東京国立博物館 東洋館
住所:東京都台東区上野公園13-9
観覧料:一般 1,000円、大学生 500円
休館日:月曜日、9月23日(水)
※金・土曜日は21:00まで開館。
※9月21日(月・祝)は開館。
※入館は事前予約制。入館予約の詳細については東京国立博物館公式サイトを要確認。
※高校生以下、および満18歳未満と満70歳以上、障がい者とその介護者1名は入館無料。要証明書。ただし、オンラインでの事前予約(日時指定券)が必要。
※会期・開館日・開館時間・展示作品・展示期間などについては、今後の諸事情により変更する場合あり。最新の情報は、東京国立博物館公式ウェブサイトにて確認を推奨。
公式ウェブサイトURL:https://www.tnm.jp/
【問い合わせ先】
東京国立博物館
TEL:03-5777-8600