映画『スペシャルズ! ~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~』が、2020年9月11日(金)にTOHO シネマズシャンテ他にて全国順次公開。監督は、『最強のふたり』を手掛けたたエリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュが務める。
『スペシャルズ! ~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~』は、『最強のふたり』同様、“実在する2人の男”たちが主人公。自閉症児をケアする施設を舞台に、社会からドロップアウトした若者たちを守る彼らの姿を描いたストーリーは、実際に両監督が“駆け出し”時代に出会った社会支援団体の活動に着想を得たもの。活動に携わる人々から湧き出る活力や、滲み出る人間らしさに深く感銘を受けた彼らが、25年の時を経て映画化を実現させた。
主演を演じるのは、『ジェイソン・ボーン』や『ブラック・スワン』を代表作に持つ演技派俳優 ヴァンサン・カッセル。ギャングや犯罪者など“強面”の印象の強いカッセルだが、本作では政府や社会から理解を得るため見返りを求めず奮闘する、ケア施設の代表を熱演する。
また共演には、ジャック・オーディアールやヴィム・ヴェンダースの作品で活躍するレダ・カテブが出演。さらに当事者の日常や問題に寄り添うような演出を目指した監督は、本物の介護者と自閉症の若者、その家族らを多数キャスティングしている。
なお『スペシャルズ! ~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~』は、本国フランスで公開されるや否や動員数200万人を突破。またスペインのサンセバスチャン国際映画祭では過去最高得点で観客賞に輝いたほか、セザール賞では9部門にノミネートされるなど、ヨーロッパ各国でブームを巻き起こした。
映画『スペシャルズ! ~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~』
公開日:2020年9月11日(金)にTOHO シネマズシャンテ他全国順次ロードショー
出演:ヴァンサン・カッセル、レダ・カテブ、エレーヌ・ヴァンサン
監督・脚本:エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ
配給:ギャガ
<ストーリー>
ブリュノは今日も朝から大忙し。自閉症児をケアする施設〈正義の声〉を経営しているのだが、どんな問題を抱えていても断らないために、各所で見放された子供たちでいっぱいなのだ。〈正義の声〉で働くのは、ブリュノの友人のマリクに教育されたドロップアウトした若者たち。どこから見てもコワモテのふたりだが、社会からはじかれた子供たちを、まとめて救おうとしているのだ。その成果は現れ、最悪の問題児だったディランと、最も重症のヴァランタンの間に、絆が芽生えようとしていた。だが、無認可・赤字経営の〈正義の声〉に監査が入ることになり、閉鎖の危機に迫られる。さらに、ディランが目を離した隙にヴァランタンが失踪するという事件が起き──。ヴァランタンはどこへ消えたのか? そして施設はこのまま閉鎖に追い込まれるのか? 救いの手が必要な子供たちの未来は──?