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特別展「竹内栖鳳《班猫》とアニマルパラダイス」山種美術館で、ねこや子犬など“動物”の日本画約60点

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特別展「竹内栖鳳《班猫》とアニマルパラダイス」が、東京の山種美術館にて、2020年9月19日(土)から11月15日(日)まで開催される。なお、当初は2020年5月16日(土)から7月12日(日)までの会期を予定していたが、変更となった。

近代・現代日本画の“動物”

奥村土牛《兎》1947(昭和22)年頃 絹本・彩色 山種美術館
奥村土牛《兎》1947(昭和22)年頃 絹本・彩色 山種美術館

かわいらしい動物の姿は、古今の日本の絵画においても数多く描かれ、人びとに親しまれてきた。特別展「竹内栖鳳《班猫》とアニマルパラダイス」は、近代日本画家・竹内栖鳳を筆頭に、近代・現代の日本画家が描いた“動物”に焦点をあてた展覧会だ。

竹内栖鳳《班猫》を4年ぶりに公開

竹内栖鳳《班猫》【重要文化財】1924(大正13)年 絹本・彩色 山種美術館
竹内栖鳳《班猫》【重要文化財】1924(大正13)年 絹本・彩色 山種美術館

戦前の京都画壇を代表する竹内栖鳳は、並外れた描写力により動物画の名手として名を馳せた。とりわけ、猫のしなやかな動きや鋭い視線、繊細な毛並みや柔らかな感触までも表現した《班猫》は、動物画の傑作として知られ、重要文化財にも選ばれている。

竹内栖鳳《みゝづく》1933(昭和8)年頃 絹本・彩色 山種美術館
竹内栖鳳《みゝづく》1933(昭和8)年頃 絹本・彩色 山種美術館

本展では、この《班猫》を約4年ぶりに公開。加えて、《みゝづく》や《鴨雛》、《憩える車》など、栖鳳が動物の魅力的な姿を捉えた絵画17点を展示する。

ねこや犬、うさぎ......

橋本関雪《霜の朝》1935-44年頃(昭和10年代) 絹本・彩色 山種美術館
橋本関雪《霜の朝》1935-44年頃(昭和10年代) 絹本・彩色 山種美術館

また、動物画を得意とする近代・現代の日本画家も紹介。西山翠嶂の《狗子》や西村五雲の《白熊》、橋本関雪の《霜の朝》など、栖鳳に学んだ京都の画家が手がけた作品を目にすることができる。

西山翠嶂《狗子》1957(昭和32)年 絹本・彩色 山種美術館
西山翠嶂《狗子》1957(昭和32)年 絹本・彩色 山種美術館

そのほか、凛とした猫の姿を捉えた小林古径の《猫》や、奥村土牛の《兎》をはじめ、東京画壇を代表する画家の作品も展示。愛嬌のある犬や猫からユーモラスな蛙まで、生き物へと注がれる温かなまなざしを感じられる多彩な作品約60点を楽しめる展覧会となる。

展覧会概要

特別展「竹内栖鳳《班猫》とアニマルパラダイス」
会期:2020年9月19日(土)〜11月15日(日)
※当初は2020年5月16日(土)~7月12日(日)の会期を予定していたが変更
※オンライン事前予約システムを導入(詳細は美術館公式サイトへ)
会場:山種美術館
住所:東京都渋谷区広尾3-12-36
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
※9月26日(土)以降は、平日 11:00〜16:00 / 土・日・祝日 11:00〜17:00(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌日火曜日に閉館)
入館料:一般 1,300円(1,100円)、大高生1,000円(900円)、中学生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金および前売料金
※障がい者手帳、被爆者健康手帳の提示者、およびその介助者(1名)は団体割引料金
※きもの割引:会期中、きもので来館すると団体割引料金
※リピーター割引:本展使用済入場券の提示により、会期中入館料が団体割引料金(1名1枚につき1回限り有効)
※複数割引併用不可
※会期・開館時間などの予定は変更となる場合あり

【問い合わせ先】
TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル、受付時間 8:00~22:00)

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