マスキュリンな表情を持つテーラードジャケットは、エレガントなワンピースとあわせた、きれいめ“甘辛ミックス”コーデを楽しむのがおすすめ。春らしい軽やかさをもたせたいなら、シンプルなシングルブレストを選ぶのがベターかも。
<春のおしゃれなレディースアウター5:ライダースジャケット>
ライダースジャケットは、バイカーたちが纏うジャケットから普及した、革製のショート・ジャケットのこと。多くのファッションブランドから展開されているが、特にショット(SCHOTT)が有名だ。襟のかたちは、ラペルが重なるダブル、装飾をおさえたシングルなどがある。
ハードな印象の強いライダースジャケットは、フォーマルなアイテムと組み合わせることで、洗練された表情に引き寄せて。例えば、ルックのようにブラウス×スーツスカートの“おりこうコーデ”に合わせたスタイリング。ライダースジャケット×スカートの色使いを同系色でまとめることで、互いのテイストを主張しすぎずエレガントな着こなしへと昇華している。
<春のおしゃれなレディースアウター6:デニムジャケット>
デニムジャケットは、その名の通り、デニム素材でできたジャケット。通称ジージャン。もともとは作業服としてのワークウェアだったが、現在ではストリートやカジュアルファッションの代名詞として普及している。
ラフなイメージのあるデニムジャケットスタイルも、組み合わせ次第で特別な日の“勝負服”に。周りと簡単に差を付けられるおしゃれコーデは、ちょっぴりレトロなデザインのワンピースと組み合わせること。やや短めのデニムジャケットをチョイスすれば、洗練された現代のムードへと引き寄せてくれる。
<春のおしゃれなレディースアウター7:MA-1>
MA-1は、フライトジャケットの代表的な一種で、ミリタリーを起源に持つナイロン製のジャケット。ボンバー・ジャケット、ボマー・ジャケットとも呼ばれる。動きやすいように、ウエスト・襟・袖口といったディテールはリブ編みを採用。後身頃が前身頃よりも短めなデザインとなっている。
ミリタリー感の強いMA-1だが、カラー次第で“きれいめコーデ”で使いまわしできる一着に!おすすめは、ハードさをそぎ落とした柔らかなネイビー。春らしい白ワンピースとも相性が良いだけでなく、程よいエッジをもたらして、おしゃれ度を簡単にUPさせてくれる。
<春のおしゃれなレディースアウター9:ツイードジャケット>
ツイードジャケットは、ツイード素材を使用したアウターを指す。もとを辿ると、紳士服に使用されていたツイードだったが、シャネル(CHANEL)が“女性用スーツ”として仕立てたことで一躍レディースファッションに普及。現在に至るまで、メゾンのアイコンウェアのひとつとして世の女性に愛され続けている。
もとより上品な表情を持つツイードジャケットは、セットアップで着こなすことで、エレガンス度もUP。ルックのように白ブラウスの襟をあえて首元から出すことで、清潔感をイメージを保ちながら、可愛らしさもプラスしてくれる。ブラウスカラーと合わせたアクセサリー術も手本にしてみたいところ。