Y-3(ワイスリー)は、2020-21年秋冬メンズ&ウィメンズコレクションを発表した。
今季のコレクションでは、「ストリートこそ新たなスタジアム」というY-3のコンセプトの最新の進化形を披露。伝統的なスポーツ競技を象徴するアイコニックな要素と、アーバンスポーツの優雅なスタイルを融合させた、都市やストリートに映えるアクティブなウェアを提案する。
コレクションは、シーズンの中で大きく3つの章に分かれている。第1章では、アスリートのサポート/保護機能が必要な「アーチェリー」に着想を得た、アシメトリックなデザインを展開。チェストガードを思わせるディテールをあしらったロングジャケットなどが登場する。また、リフレクター素材を用いたウェアは都会のナイトランニングを想定したものだ。
シューズは、新作「Y-3 シク ラン(SHIKU RUN)」、プラットフォームソールの「Y-3 ヒチョウ(HICHO)」といった、2種のスニーカーを展開する。
さらに、ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)ともコラボレーションしている内田すずめのアートワークをフィーチャーしているのも大きな特徴だ。内田は、都市をイメージしてアートワークを制作。アナログとデジタル、2つのテクニックを組み合わせて、ヴィヴィッドなカラーリングとともに都市の風景が持つ繊細な空気感を表現している。
第2章は、テーラリングの要素が目を引くリラックスしたシルエットのウェアが登場。異素材ミックスや、深みのある落ち着いたカラー、左右非対称のディテール、隠されたスリーストライプスなど、洗練された表情が魅力だ。また、フェンシングに着想を得て山本耀司がひねりを加えたグラフィックもデザインに落とし込んでいる。
誇張したヒールが目を引く「Y-3 オリサン(ORISAN)」や進化した「Y-3 FYW S-97 II」といったスニーカーにも注目だ。
さらに、都市のBMXカルチャーにインスパイアされた、ウィメンズのカプセルコレクションも登場。大胆なグラデーション、カラーブロックを取り入れたウェアや、体操のユニフォームを彷彿させるタイトフィットのウェアを用意する。サイクルショップの広告のようなブランドロゴが、遊び心を感じさせる。
第3章では、“都市探検”を再解釈。ヴィンテージと現代のアウトドア用テキスタイルに機能的なディテールを落とし込んだ、都会的なアウトドアスタイルを提案する。また、伝統的な柔道着から着想を得て、体を保護するようにレイヤーを重ねたロング丈のシルエットをウェアに採用している。
フットウェアは、アディダス プライムニット製の着脱可能なソックを配した「Y-3 RUNNER 4D(ランナー 4D)」の最新モデルと、新作「Y-3 ノトマ(NOTOMA)」ブーツが登場する。