モンクレール(MONCLER)が世界から有名クリエイターを迎え、各デザイナーが1つのコレクションを発表していくモンクレール ジーニアス(MONCLER GENIUS)。その最新コレクションとなる「モンクレール ジーニアス 2020」が、2020年2月19日(水)、イタリア・ミラノで発表された。今季は、ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW Anderson)のジョナサン・ウィリアム・アンダーソンを新たな仲間に加える。
モンクレール ジーニアスとは、モンクレールが世界から有名クリエイターを迎え、各デザイナーが1つのコレクションを発表していくプロジェクト。これまで、ヴァレンティノ(VALENTINO)のピエールパオロ・ピッチョーリをはじめ、クレイグ グリーン(CRAIG GREEN)のクレイグ・グリーン、藤原ヒロシらが参加してきた。
また、前シーズンでは、リチャード・クイン(Richard Quinn)と1017 アリックス 9SM(1017 ALYX 9SM)のマシュー・ウィリアムズを新たなデザイナーとして迎えている。
パーム・エンジェルス(Palm Angels)のフランチェスコ・ラガッツィとピエールパオロ・ピッチョーリに代わり、新たなメンバーとなるジョナサン・ウィリアム・アンダーソンは、自身のブランドを手掛けるだけでなく、ロエベ(LOEWE)のクリエイティブ・ディレクターとしても活躍する人物。日本では、ユニクロ(UNIQLO)とのコラボレーションでもその名を馳せる。
「モンクレール ジーニアス 2020」のラインナップは下記の通り。各コレクションにはテーマが設定されており、それぞれ異なるメッセージ性を持ったピースが展開される。デザイナー陣の他には、リモワ(RIMOWA)や電気自転車ブランドのメイト バイクなどとタッグを組んだ。
・1 モンクレール JW アンダーソン「ノンバイナリーエレガンス」
・2 モンクレール 1952 ウィメンズ「洗練されたフェミニニティ」 メンズ「ロサンゼルスとのコラボレーション」
・3 モンクレール グルノーブル - サンドロ・マンドリーノ「多種多彩なカラー」
・4 モンクレール シモーン・ロシャ「モダンロマンティシズムの躍動」
・5 モンクレール クレイグ・グリーン「トランスペアレンシーとプロテクション」
・6 モンクレール 1017 アリックス 9SM - マシュー・ウィリアムズ「マウンテンの都会的な探索」
・7 モンクレール フラグメント ヒロシ・フジワラ「継続的な文化のプログレス」
・8 モンクレール リチャード・クイン「リュクスの拡大」
・ポルド ドッグ クチュール
・モンクレール リモワ “リフレクション”
・モンクレール メイト バイク
なお初披露の場となった、イタリア・ミラノでは、リック・オウエンス(Rick Owens)とのコラボレーションも同時発表されたが、同コレクションは「モンクレール ジーニアス 2020」には含まれない。
注目は、なんといっても今季初タッグとなる「1 モンクレール JW アンダーソン」だろう。彼自身のアーカイブから着想を得たというドットとスパイクを配したジェンダーレスなダウンウェアなどを発表した。会場では、色とりどりのダウンジャケット&ショートパンツを纏ったモデルたちが、入り乱れるようにしてウォーキングをするインスタレーションを披露。
「7 モンクレール フラグメント ヒロシ・フジワラ」は、藤原ヒロシとポケモンによる合同プロジェクト「サンダーボルト プロジェクト(THUNDERBOLT PROJECT)」によるアイテムを継続。今季はピカチュウのパッチを胸元にあしらったダウンジャケットなどが登場する。またコンバース(CONVERSE)とのコラボレーションスニーカーもお披露目となった。
会場入り口のサイネージと一体化したインスタレーション形式で発表された「モンクレール リモワ “リフレクション”」は、リモワのアイコニックな「オリジナル キャビン」に鏡のような輝きを放つ加工を施して、モンクレールのナイロンラケのダウンジャケットを彷彿とさせるビジュアルに。ボディには、モンクレールのロゴバッジとLEDスクリーンがあしらわれている。