ビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)は、「第62回グラミー賞」にて史上最年少18歳で主要4部門受賞を含む5冠の快挙を達成。年間最優秀楽曲賞、最優秀新人賞、年間最優秀アルバム賞、年間最優秀レコード賞、そして最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム賞を獲得した。
ビリー・アイリッシュは、米国ロサンゼルスのシンガー・ソングライター。2019年3月に発売したデビューアルバム『WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?(ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?)』は、英米を含め全世界17ヵ国で1位となり、現在まで世界中で250億回以上ストリームされている。12月に発表された米ビルボード・アルバム・チャート(Billboard 200)の年間アルバム・チャートでは、史上最年少で1位に輝いた。
また、彼女の代表曲「bad guy(バッド・ガイ)」は、全米シングル・チャート(Billboard Hot 100)1位となり、2000年以降に生まれたアーティストとして史上初の偉業を達成。名実ともに、今世界で一番注目されている若手アーティストとなった。
なお、日本でもその人気を確かなものにしており、2020年9月2日(水)に横浜アリーナでの単独公演開催も決定している。
ビリー・アイリッシュの史上最年少(18歳)主要4部門独占は、第23回(1981年)のクリストファー・クロス以降39年ぶりの史上2度目となる快挙。また、女性としては初、尚かつ史上最年少の主要4部門独占となった。受賞部門は、最優秀新人賞に加えて、「bad guy」で年間最優秀レコード賞と年間最優秀楽曲、『WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?』で年間最優秀アルバム賞と最優秀ポップ・アルバム賞。
アメリカ・ロサンゼルスのステイプルズ・センターで開催された第62回グラミー賞授賞式では、彼女の唯一のコラボレーター、プロデューサーである兄のフィニアスとともに「when the party’s over」を披露した。また、兄弟で登壇した受賞スピーチで、2人は以下のように語った。
ビリー「本当にありがとうございます。私にとってこれは初めてのグラミー賞です。こんな事が私の人生の中で起きるなんて想像してませんでした。子供の頃からグラミー賞を見てきていました。いつもジョークばっかり言ってるしこういった類のことを真剣に捉えた事がないけど、本当に光栄に思ってるし、感謝しかできません、ここにいられて幸せです。」
フィニアス「僕たちはベッドルームで曲を作っています。今もなお作っていてそれが許されているんだけど、ベッドルームで曲を作っている子供達、あなたも夢が叶いますよ。」
授賞式当日、ビリー・アイリッシュは、レッドカーペットおよびステージでグッチ(GUCCI)を着用。レッドカーペットには、自身の髪色にあわせたグリーン×ブラックのスタイルで登場した。
グリーンクリスタルで“GG”刺繍を施したブラックのオーバーサイズボーリングシャツに、グリーンのタートルネックをレイヤード。ボトムスは、トップとのセットアップで、同じく“GG”刺繍を施したオーバーサイズのジョグパンツ、スニーカーは、ブラックとメタリックグリーンレザーを使用したグッチのアイコニックな「フラッシュトレック」スニーカーを合わせた。
パフォーマンス中は、同じく“GG”モチーフのクリスタル刺繍を施したオーバーサイズのボーリングシャツとジョグパンツの組み合わせだが、一変してクリーム色の優しい雰囲気に。耳元には、18カラットのホワイトダイヤモンド輝く“ビー”モチーフのイヤリングを、手元には、“GG”モチーフをあしらった「GG ランニングリング」を煌めかせた。