展覧会「The UKIYO-E 2020 ― 日本三大浮世絵コレクション」が、上野・東京都美術館にて、2020年7月23日(木・祝)から9月22日(火・祝)まで開催される。

世界最高水準の浮世絵が集結

江戸時代の庶民たちに愛好され、日本を代表する芸術の1つである浮世絵。その人気は日本だけには留まらず、19世紀以降には印象派の画家をはじめ、多数の欧米アーティストへと大きな影響を与えてきた。

浮世絵の名品は海外へと流出したと思われがちであるが、しかし実際、日本には世界最高水準の浮世絵コレクションが存在している。「The UKIYO-E 2020 ― 日本三大浮世絵コレクション」では、質・量ともに日本を代表すると言える3つの浮世絵コレクション、太田記念美術館・日本浮世絵博物館・平木浮世絵財団の名品がはじめて結集。各館から約150点を選りすぐった、約450点の浮世絵版画を展示する。

60名あまりの絵師を紹介

本展では、浮世絵の祖・菱川師宣から、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重、そして幕末に活躍した歌川国芳まで、60名以上の絵師の代表作を一挙に紹介。とりわけ、前期・後期ともに展示される北斎《冨嶽三十六景》の「神奈川沖浪裏」「凱風快晴」「山下白雨」や、広重《東海道五十三次》の「庄野 白雨」「蒲原 夜之雪」などには注目だ。

出品作品には、石川豊信《花下美人》をはじめとする重要文化財3点や、歌川国政《市川鰕蔵の暫》などの重要美術品115点も含まれる。日本が誇る浮世絵の魅力へと、存分に浸れる展覧会となるだろう。

展覧会概要

展覧会「The UKIYO-E 2020 ― 日本三大浮世絵コレクション」〈日時指定制〉
会期：2020年7月23日(木・祝)〜9月22日(火・祝) ※会期中展示替えあり
※当初の予定から会期を延長。前期展示 7月23日(木・祝)～8月23日(日)、後期展示 8月25日(火)～9月22日(火・祝)
会場：東京都美術館
住所：東京都台東区上野公園8-36
休室日：8月17日(月)、24日(月)、9月7日(月)、14日(月)
開室時間：9:30～17:30
入場料金：一般 1,600円、大学生・専門学校生 1,300円、高校生 800円、65歳以上 1,000円
※中学生以下無料
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳を持参者とその付添い(1名まで)は無料
※前売料金・団体料金でのチケット販売、その他の割引はなし。
※チケット販売は展覧会特設ウェブサイトのみ。東京都美術館での販売はなし。
※入場無料対象者を含め、来場者はすべて事前予約が必要。
※7月15日(水)以降、毎週水曜日10:00に翌週木曜日〜翌々週水曜日入場分チケットを販売開始予定。

【問い合わせ先】
TEL：03-5777-8600(ハローダイヤル)