島根県の観光名所「玉造温泉」と、歴史ある街並みが残る松江エリアのおすすめスポット&グルメを紹介。前半は「玉造温泉」、後半は松江エリアにフォーカスしていく。
“日本一の美肌県”として知られる島根県。「ニッポン美肌グランプリ」全7回開催した中の5回グランプリに輝いており、その名は全国区に広まっている。
そんな名誉ある功績を島根県が打ち出せた理由の一つが、「玉造(たまつくり)温泉」や「斐乃上(ひのかみ)温泉」といった“美容温泉”の名所が県内に複数存在しているということ。今回はその中から、“日本最古の美肌の湯”として名高い「玉造温泉」をピックアップ。県内屈指の観光名所でもある温泉街のおすすめ温泉や足湯、カフェ、食べ歩きグルメなど、「玉造温泉」を満喫するためのスポット&アイテムを一挙に紹介していく。
「玉造温泉」の最大の特徴は、温泉を構成する成分にある。一見無色透明、何の変哲もない「玉造温泉」のお湯だが、そのお湯が持つ“潤い補給率”は高級化粧水と同レベルの165%。つまり、「玉造温泉」のお湯に浸かれば、高級化粧水にそのまま浸かっているのと同じ効果を得ることが出来るのだ。
さらに、硫酸イオン、メタケイ酸、ナトリウム、カルシウムなど美容に良いイオンが“黄金バランス”で溶け込んでいる点もポイント。スキンケア用品を開発する業界でも難しいとされるイオンの配合比率が、自然によって作り上げられている、まさに“奇跡の成分”の温泉なのだ。
玉造温泉街には、個性豊かな16の温泉施設が存在。どこへ行くか迷ってしまう時におすすめなのが、「姫神さまの湯めぐり」チケット。一綴り1,000円(税込)で購入できるこちらのチケットは、宿泊した旅館の温泉を含む、玉造温泉街8か所の温泉を巡ることが出来る。利用可能時間は15:00から21:30までとなっているので、午後から夜にかけてずっと温泉に滞在することも可能だ。
さらに、玉造温泉街には、高級化粧水と同等の効果を誇る温泉をボトルに汲んで持ち帰ることが出来るスポット「湯薬師広場」も。1本200円(税込)でボトルを購入して誰でも“美肌の湯”をテイクアウト。お風呂上りに自宅で一吹きするだけで、最高の保湿効果を得ることが出来る。
宿のチェックイン前やチェックイン後など、次の旅程までのスキマ時間でも気軽に楽しめるのが、足湯。玉造温泉街には3つの足湯スポットが点在しており、その内2つは川沿いに位置。自然の空気や風情ある街並みを感じながら、のんびりと開放的な時間を過ごしてみて。
残りの1か所は、温泉街中程に位置する「姫神広場」内の屋根付き足湯。雨の日でも天気を気にせずゆっくりと足湯を楽しむことが可能だ。なお、こちらでは足ふき用タオルが100円(税込)で用意されているので、手ぶらで訪れてもOK。
玉造温泉街の南側には、「玉作湯神社」と「清厳寺」の2つの寺社が。いずれも由緒正しき寺社である一方で、お祈りの仕方やご利益がユニークな点に注目だ。