≫アーサーが誇る当代一の海外ジャーナリストたち
サゼラック(オーウェン・ウィルソン)...向こうみずな自転車レポーター。どこへでも自転車で出かける無鉄砲な記者。“訪れた街の最も物騒な顔に惹かれる”という性格。編集長アーサーのお気に入り記者で、アーサーもサゼラックにはついつい甘くなる。
ベレンセン(ティルダ・スウィントン)...批評家であり編年史家。美術界の表も裏も知り尽くした批評家でもある彼女が、第一話「確固たる名作」を執筆する。
クレメンツ(フランシス・マクドーマンド)...孤高のエッセイスト。私生活に秘密を抱えた高潔なジャーナリストの彼女は学生運動を取材し、第二話「宣言書の改訂」を執筆する。
ローバック・ライト(ジェフリー・ライト)...博識家。<美食>を追求する祖国を追われた孤独な記者。グルメレポーターとして向かった取材で大事件に巻き込まれてしまう、第三話「警察所長の食事室」を執筆する。
≫4つの物語に登場する個性的なキャラクター
モーゼス(ベニチオ・デル・トロ)....「確固たる名作」のエピソードに登場。服役中の凶悪犯にして、作品が超高額で取引される天才画家である。
シモーヌ(レア・セドゥ)...看守。モーゼスの才能を目覚めさせたミューズでもあり、数奇な過去も持つ。
ゼフィレッリ(ティモシー・シャラメ)...「宣言書の改訂」のエピソードに登場する、学生運動“若き理想主義者運動”を立ち上げたリーダー。女性には弱いという可愛らしい一面も持つ。
ジュリエット(リナ・クードリ)...学生運動に関わる会計士。気の強い性格。
アンニュイ(マチュー・アマルリック)「警察所長の食事室」のエピソードに登場。一人息子をこよなく愛するシングルファーザーで美食家の警察署長。
ネスカフィエ(スティーヴン・パーク)...アンニュイの部下の警察官にして、お腹まで満たす伝説の“天才シェフ”。ローバック・ライト(ジェフリー・ライト)は、ネスカフィエを取材しようと署長の食事室に招かれるが…そこで署長の一人息子が誘拐され大騒動へと発展…
「警察署長の食事室」のストーリーには、エドワード・ノートン、シアーシャ・ローナン、ウィレム・デフォーといった名優たちが登場する。
ウェス・アンダーソン監督は「短編のオムニバス映画を撮ることが長年の夢でした。『ニューヨーカー』と出版界で著名な記者に触発された映画です。長年にわたりフランスに住んでいましたので、フランスの映画、特にフランス映画に関係する映画を撮りたいとずっと思っていました」とコメントしている。
『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』を彩るこだわりの音楽も、ウェス・アンダーソン監督作品ならでは。第79回ゴールデングローブ賞においては、アレクサンドル・デスプラが作曲賞にノミネートを果たした。
作品詳細
映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』
公開日:2022年1月28日(金)
監督:ウェス・アンダーソン
出演:ベニチオ・デル・トロ、エイドリアン・ブロディ、ティルダ・スウィントン、レア・セドゥ、フランシス・マクドーマンド、ティモシー・シャラメ、リナ・クードリ、ジェフリー・ライト、マチュー・アマルリック、スティーブ・パーク、ビル・マーレイ、オーウェン・ウィルソン、クリストフ・ヴァルツ、エドワード・ノートン、ジェイソン・シュワルツマン、アンジェリカ・ヒューストン
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン