サルヴァトーレ フェラガモ(Salvatore Ferragamo)の2019年秋冬ウィメンズコレクションが、イタリア・ミラノで発表された。メンズとの合同ショーである。テーマは「ジェネレーション(GENERATION)」。
ブランド精神に欠かせない「世代」を超えた文化の継承。今シーズン、この時代を超えた多様性を表現するために用いたのが、レザーを繋ぎ合わせたパッチワークだ。スエード、ナッパ、スネーク、リザードといった多彩なレザーを使用し、ロングコートやシャツ、スカートといったアイテムの上に、鮮やかなカラーブロック生み出している。故サルヴァトーレ・フェラガモが1942年に発表したマルチカラーパッチワークのウェッジソールシューズにもインスピレーションを得た。
同様のアプローチを取ったシルクツイルのスカーフプリントも印象的。複数のクラシカルな模様を掛け合わせることで、リラクシングなシルエットのドレスやパンツ、スカートに、モダンな表情を与えた。
アウターにはこだわりのディテールを採用したピースが多数ラインナップ。スポーティーなドローコードを配したレザージャケットや、ショルダーや袖、裾にフリンジを飾ったカシミヤのブランケットコートなどが展開された。
2019年1月にローンチしたモノグラムコレクションから登場するガンチーニジャガードのブーツなど、足元を彩るシューズにも注目。彫刻のようなヒールが特徴の英国製スエードパンプスや、ラインストーンをハンドメイドで散りばめたサテンのストラップシューズ、カーフスキンのロングブーツなどがランウェイに登場した。