タカヒロミヤシタザソロイスト.(TAKAHIROMIYASHITheSoloIst.)の7番目となるコレクション「Symphony #0007」が発表された。引き続き、「モノを知り尽くした大人の為のリラックスウェア」という姿勢を貫き、試行錯誤を繰り返して誕生したコレクションだ。
ギンガムチェックは、アメリカの映画監督・俳優、ジョン・カサヴェテスのイメージ。よく見るとヘリンボーンだったり、グレンチェックだったりするチェック柄は、総合芸術を操る男のやさぐれの一面を秘めているよう。チュニックシャツは、妻であるジーナ・ローランスのようなリゾートカジュアルスタイルに仕上げられた。
新たに登場したのは、大きいサイズの洋服を立体裁断でサイズダウンさせた「リサイズシリーズ」。アシンメトリーなカッティングや、わざと元の大きさのままで残された裏地にこだわりが見える。タキシードを着て出かけて、朝ボロボロになって帰ってくる映画『ラヴ・ストリームス』の主人公のような雰囲気で着こなしたい。
チェックのコートの袖は、なめらかなシープスキンのスエードを組み合わせた。リバース仕様のジャケットは、表面はワッシャー加工が施された杢コットンリネンやコットンシャンブレーの先染めシャンブレーで、裏はシープスキンという二面性を持つ。前期より継続のダウンベストは、シープレザーの端革のパーツをパズルのようにはめ込んで、ダウンの見頃で挟み込んだ。Tシャツの上に羽織るだけでも快適な、オールシーズン対応のアイテムだ。MA-1も注目アイテム。
アメリカのワークウェアを彷彿とさせる、天然の顔料で染められた「eARTh dye」カラーシリーズは、ロカビリー/ロックンロールのDJとして活躍するDJ TAGO(HIROSHI TAGO)とのコラボが登場。エルビスドットやダイヤ柄など、50年代のモチーフを取り入れている。定番人気の「パジャマシリーズ」、「フォーマルシリーズ」も着心地さらに良くなって展開されている。
靴は、今季も「オーセンティック シュー&コー」(AUTHENTIC SHOE & Co.)とのコラボで、ウエスタンモチーフのブーツ、スリッポンの他、「スペクタス(SPECTUSSHOECO.)」の別注カラーも。スペイン製のファイアーモチーフのシューズは、宮下の古着のコレクションからインスパイアされたもの。
アイウェアも昨年春から続くオリバーピープルズ(OLIVER PEOPLES)とのコラボ。オリバーピープルズの25周年を記念して、ブランドのアイコンである○△□をモチーフにしたタカヒロミヤシタザソロイスト.のバンダナ柄のメガネ拭き付だ。小物は他にも、バックルだけでなくホックで着脱可能なきらきらベルトや、コディ サンダーソン(Cody Sanderson)のシルバージュエリー、クール(Coeur)のハットも揃う。