ネ・ネット(Né-net)の2019年春夏コレクションが発表された。
今シーズンは、丘の上にある"架空のショップ"をイメージし、そこから見える景色や、店内にあるものをコレクションに落とし込んだ。ショップの居心地の良さは、コレクション全体に漂うリラクシングなムードに反映している。
たとえばプルオーバーシャツの背中には、ショップの窓から望める広い空と海、灯台、生い茂る緑を描いている。夜になると、空には星が輝き、灯台は海を照らす。そんな様子はパーカーのバックスタイルで表現された。
トップスのロゴは、丘の上にショップがあること、店内にカフェやギャラリー、アトリエがあることを教えてくれる。ショップの住所や電話番号は、スウェットの前身頃に記した。
2018年春夏コレクションで初登場したwantan<ワンタン>シリーズは、素材とアイテムをアップデート。1枚の長方形の布を折りたたんだ、まるでワンタンのようなデザインが特徴のウェアに、和紙のような表情に仕上げた綿素材を初めて使用した。アイテムはブラウスとワンピースに加えて、サルエルパンツ、サーキュラースカートがラインナップする。
デニムのプリーツスカートもこだわりのアイテム。凸部分に当たりをつけ、すそを切りっぱなしにすることで、ヴィンテージデニムのような風合いを演出している。洗濯をしてもプリーツの形状が美しく保たれるよう、ポリエステルの入ったテキスタイルを使用した。