アンブッシュ(AMBUSH)が、2019年春夏コレクションをパリファッションウィーク初日の2018年6月19日(火)にフランス・パリのポンピドゥー・センターからほど近い会場で発表した。「WAVES」と題した今季は、潮の流れに人生を照らし合わせ、さらにそこにリンクする服を表現しようとしている。
タイトルから関連して、今季は海にまつわるデザインが主流だ。ダイビングスーツやスイムパンツはあたかも日常着のようにスタイリング。救命胴衣のようなダウンベストは、本物さながらに目立つカラーリングだ。また、アイコニックなシルバー925のアクセサリーは貝殻を模した形が印象的で、ビーチスタイルに一躍を担った。
タイダイ染めやグラデーションはリゾート気分を盛り上げるひとつの要素。海の青から太陽のオレンジまでを一緒に楽しむデザインだ。クロッシェ編のキャミソールもビーチ・ライフスタイルには欠かせないアイテムで、それらをアンブッシュらしく、ストリート感を交えてパーカーにレイヤードするなどして着こなしている。
素材は軽やかなリネン、コットン、ウールなどのニュートラルなラインナップ。しかし、海で快適に過ごすため、そして人生を快適に過ごすため提案したこれらワードローブにはきっと遊び心が必要だ。通常であれば、リラックスムードで着こなすはずのアイテム群にも、船で見た鎖やロープ、魚、貝殻、海岸の石ころといった海に纏わるあらゆるものをモチーフにした、ラグジュアリーなアクセサリーを合わせている。