G.V.G.V.(ジーヴィージーヴィー)の2018年秋冬コレクションが2018年3月22日(木)、東京ドームシティにて発表された。
会場となったのは広いスケートリンク場。照明が光り出しサンダーキャットの音楽が流れ始めると、モノクロのファーコートがファーストルックで現れた。流線やギザギザ、マーブル…エナメルやファーなどの異素材で様々な柄が表現されている。特に、市松柄の中にさりげなく女性プリントが施されたものはヒステリックグラマー(HYSTERIC GLAMOUR)とのコラボレーションだ。
サイケデリックな流線柄のタイツやチェック柄のスカート。歩くたびに揺れて視線が吸い込まれ、だまし絵のような印象を与える。足元の着こなしは、太ももまで覆うサイハイブーツを取り入れた。素肌を全く見せず、パンツよりもブーツが目立たせることで、通常のパンツスタイルと異なる印象を与える。
ショー後半になるとカラーパレットに彩りが。オレンジの花柄や、パープルのファーが怪しげな雰囲気を醸し出す。レッドとブルーを組み合わせたフリンジは袖や裾に施され、プレイフルなスタイルへと仕上げている。
シューズには、ナイキ(NIKE)のエア マックス 270がスタイリングされた。シューズには、コレクションピースと同様のチェック柄のバッジがつけられている。
派手やかで毒々しいワードローブだが、バックスタイルに遊びも忘れない。ウエストバッグの前後ろを逆にしたり、ドローコードが施されたコートの背中にはアメリカのアーティスト、フランク・コジックの手がけたコミカルなイラストが。色彩も柄も詰め込まれ、ポップで刺激的なコレクションだった。