ヴェルサーチ(VERSACE)の2018-19年秋冬コレクションが、イタリア・ミラノで2018年2月23日(金)に発表された。今季のテーマは、スコットランドで一族などを意味する「THE CLANS」。
ブリティッシュカルチャーを象徴するチェック模様が溢れた。赤や青、黄色など力強いカラーで彩られたパターン。その上に、パイプを吹く男性やユニコーンなどの紋章風モチーフをのせたものもある。
ドレスやトップス、プリーツスカートなどバリエーション豊富に揃えたワードローブは、柄と柄の重なりを楽しむように組み合わせてコーディネートする。上からビスチェを重ねたり、タックインしてベルトでウエストマークしたり、様々な着こなしのテクニックを起用させて、ボディラインを強調し、ヴェルサーチウーマンらしいセクシーさを演出した。
アウターは、タフなレザージャケットやウールコートなど様々だが、共通して大ぶりなチョーカー、ブレスレット、ピアス、ブローチなどのアクセサリーを重ねづけしている。スタイルも着こなしも一人一人異なるが、アクセサリーの取り入れ方が共通しているため、モデルたちは群をなしたヴェルサーチ一族のように見えてくる。
後半には、ジャンニ・ヴェルサーチが愛していた頭を包み込むスカーフ使いからインスピレーションを得たという、スカーフ一体型のドレスやトップスが登場。また、ジャンニへオマージュを捧げた昨シーズン同様に、総柄タイツと同柄シューズを合わせたコーディネートも提案されている。