メゾン キツネ(MAISON KITSUNÉ)の2012年秋冬メンズコレクション「Tweed Run」。 トラッドな装いのシックな男性が 街中を自転車で走っていたら、すごくエレガントではないだろうか?という想いがイメージの出発点となった今季。イギリスでブームとなっているツイード・ラン(ツイードのジャケットなどクラシックなブリティッシュスタイルで自転車を楽しむイベント)のファッションにフレンチ・ツイストが加わり、モダンにアップデートされたスタイルを提案した。
耐久性の強いタイムレスなもの作りを続ける工場の職人によって生み出された、素材のクオリティとテーラリングに強く拘ったアイテム達は、伝統的な服のフィロソフィーにメゾン キツネらしいモダニティが融合。イタリアのLurismiani社の高密度のコンパクトヤーンで織り上げられた防水のWind Isle Cottonを使用したレインコート 、"フランネルの王様"フォックス・ブラザーズ・アンド・カンパニーの生地を使用したジャケット、そして英国でも一流のハンドメイド・ニットメーカーであるCorgiのケーブルニットなどが揃う。
「僕のクリエーションは、何か新しい物を生み出そうと挑戦しているのではなく、スタンダードのマスター(巨匠)を目指している…」と語るディレクターの黒木理也。彼が提案するタイムレスな"ニュークラシック"は、そのスペシャルな着心地で日常をランクアップさせてくれる。