山田洋次監督作『家族はつらいよ』シリーズの続編、『妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ』が、2018年5月25日(金)より全国公開される。
『家族はつらいよ』は、50年以上にわたり、常にその時代に生きる“家族”を撮り続けてきた山田洋次が、国民的映画「男はつらいよ」シリーズ終了後20年ぶりに製作した喜劇映画。2017年5月に公開された『家族はつらいよ2』は、「男はつらいよ」48作、「学校」4作、「虹をつかむ男」2作につづき、山田洋次16年ぶりのシリーズ化となり話題を集めた。そんな人気を受けて、決定した続編、第3弾『妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII』の製作。本作では、妻の反乱で、“あのドタバタ一家”に史上最大のピンチが訪れる。
ことの発端は、妻・史枝のへそくりが泥棒に盗まれたことから始まる。そのことを知った夫・幸之助は、「俺の稼いだ金でへそくりをしていたのか!」という言葉を史枝に浴びせた。すると、史枝はそれまでたまっていた不満が爆発し、家を飛び出してしまう。一家の主婦が不在となった平田家は大混乱。身体の具合の悪い幸之助の母・富子に代わり幸之助の父・周造が掃除、洗濯、食事の準備と慣れない家事に挑戦する。しかし、それも続かず、家族揃って史枝の存在のありがたみをつくづく実感するのだが、史枝が戻ってくる気配は一向にない。しまいには、幸之助も「お前たち家族なんてうんざりだ!」と飛び出す始末に。果たして平田家はどうなってしまうのか……
シリーズを重ねるごとに、一家の家事すべてを担う平田家の嫁・史枝の存在に注目が集まり、観客から史枝への応援の声が多く寄せられるようになったという。家事という労働、奥様の存在を巡る家族の大騒動に誰もが共感し、笑い、そして涙する。これぞ日本映画、日本の笑いともいえる喜劇映画の真骨頂が、さらにパワーアップする。
キャストは、2011年の「東京家族」からおなじみの“家族”を演じた8名の実力派豪華俳優陣が4度目の結集。本作での核となる長男夫婦は、西村まさ彦と夏川結衣、橋爪功と吉行和子は熟年夫婦を演じる。そして、長女夫婦に中嶋朋子と林家正蔵、次男カップルに妻夫木聡と蒼井優らが扮する。また、シリーズでおなじみの小林稔侍、風吹ジュン、笹野高史、木場勝己、藤山扇治郎、徳永ゆうき、笑福亭鶴瓶らに加えて、新メンバーとして立川志らくが登場する。
ポスターは、世界的なアーティストの横尾忠則の描き下ろし。山田洋次監督作品の『東京家族』を描いて以来、4度目のコラボレーションとなる。8本の薔薇に8人家族の肖像がそれぞれ描かれた、ビビッドでカラフルなポスターに仕上がっている。また、ハートが添えられたロゴデザインも横尾忠則によるものだ。
史枝(夏川結衣)は、育ち盛りの息子ふたりと夫・幸之助(西村まさ彦)、その両親3世代で暮らす主婦。ある日、家事の合間にうとうとしていた昼下がり、泥棒に入られ、冷蔵庫に隠しておいたへそくりを盗まれた!!夫から「俺の稼いだ金でへそくりをしていたのか!」と嫌味を言われ、余りに気遣いの無い言葉にそれまでたまっていた不満が爆発した史枝は、家を飛び出してしまう。一家の主婦が不在となった平田家は大混乱!身体の具合の悪い富子(幸之助の母/吉行和子)に代わり周造(幸之助の父/橋爪功)が掃除、洗濯、食事の準備と慣れない家事に挑戦するがそんなこと続くわけがない。家族揃って史枝の存在のありがたみをつくづく実感するのだが、史枝が戻ってくる気配は一向にない。家族会議、緊急召集!平田家崩壊の危機か!?
『妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ』
公開時期:2018年5月25日(金)
監督:山田洋次
脚本:山田洋次、平松恵美子
出演:橋爪功、吉行和子、西村まさ彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優
制作・配給:松竹株式会社
■関連情報
『家族はつらいよ2』
発売日:11月3日(金・祝)
・豪華版(初回限定生産)ブルーレイ&DVD(3枚組):5,800円+税
・通常版ブルーレイ:4,700円+税
・通常版DVD:3,800円+税
発売・販売元:松竹
© 2017「家族はつらいよ2」製作委員会