2017年秋冬コレクションより、最新ドレスルックを紹介。今シーズンは、レッドやイエローといった暖色系や、知的な雰囲気が漂うグリーン系が注目カラーに躍り出ている。カラー別に紹介しているので、パーティスタイルの参考にしてみて。
アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)のレッドドレス。ペイズリー柄のスカーフを繋ぎ合わせたようなテキスタイルを用いて、主張の強い赤をシャープにみせている。
赤一色のコレクションを披露したジバンシィ(Givenchy)の2017年秋冬コレクションよりピックアップ。ボディにあしらわれた複雑なフリル装飾が、ワントーンのカラーに変化をもたらす特別な一着。
“イエロー”は元気なイメージが強いため大人なイメージを演出しにくいと思われがちだが、ジル・サンダー(JIL SANDER)が提案するイエロードレスは、計算されたドレープの動きや、軽やかな素材感等によって、エレガントな印象。ワンポイントに、イエローをグッと上品に見せてくれるブラウンのバッグを取り入れている点も参考にしたい。
特別な場には、特別な色を纏いたいもの。ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)は、光沢が美しいゴールドドレスに、ブラックのレザーアウターを合わせ、バランスの取れた着こなしを披露。
“グリーン”は、ドレスの色としてはあまりメジャーではないかもしれない。しかし、今季は知的な印象をもたらすグリーンを効果的に用いたドレスルックに注目したい。ヴァレンティノ(VALENTINO)は、首元から裾へ流れるように落ちるラインをデザインに取り入れ、洗練された女性像を提示している。
くすんだグリーンのチェック柄で仕立てたロングドレスはロエベ(LOEWE)からの一着。同系色のバッグを合わせ、コーディネートに統一感をもたらしている。
シャネル(CHANEL)は、ブランドのアイコニックなカラーである“ブラック”をふんだんに使用したドレススタイルを披露した。それらは、シアーな素材や、キラキラと輝くグリッター素材、ふわふわと触れ動くフェザーといった様々なマテリアルで構成されているのが特徴だ。永遠のベーシックカラーであり、ついつい選んでしまいがちな黒は、素材に変化をもたらして差をつけたい。
白一色のバレンシアガ(BALENCIAGA)のドレス。やはり、光沢やハリのある特別な素材で仕立てている点がポイントだ。足元からは、ライトブルーのシューズをチラリと覗かせて。