トラサルディ(TRUSSARDI)の2018年春夏コレクションが、ミラノ・ファッション・ウィーク5日目の2017年9月24日(日)に発表された。
今シーズンは、ブランドのヘリテージを大切にしながらも、スポーツ・ミリタリーなど異なるカルチャーを交えて、若々しい印象へとシフト。動きのあるディテール使いや鮮やかなカラーリング、カジュアルな素材の起用といった部分に、フレッシュなアイデアが行き届いている。
象徴的なのは、ベルト・リボンの使い方。ジャケットの袖、ミリタリーパンツのサイド、カーゴパンツのポケット、キャミソールドレスの中央など、あらゆる場面でトレンチコートのベルトのような太いテープが使用されている。また、ドローコードも同様に、ロングドレスを中心に部分的に取り入れられ、躍動感をもたらしている。
テーラードジャケット、セットアップといった、オーセンティックな装いは、コットン・リネンなどを使ってカジュアルダウン。全面に総柄模様を配した、ポップなものもある。
ウィメンズに見られるプレシャスレザーを使ったアイテム。例えば、パイソンのスカートなどは、スウェットトップスやフード付きジャンパーなどと組み合わされ、着こなしによって軽さを纏わせた。
スポーツミックスの象徴として用いられられたのは、メンズのサイドラインパンツ。トラサルディならではのしなやかなレザーで仕立てられ、上質なスポーツミックスといったどころだろうか。また、ウィメンズにはミリタリーシャツやジャンプスーツといったワークウェアのエッセンスが繰り返し混ぜ込まれ、エレガントなドレスルックとの中和を図る。