リアーナとプーマ(PUMA)のコラボレーションによる、フェンティ プーマ バイ リアーナ(FENTY PUMA by Rihanna)の2018年春夏コレクション。2シーズン続けてパリで発表していたが、今季はニューヨークへ舞い戻り、ビーチやサーフィン、そしてモータースポーツの要素を融合させたスタイルを提案した。
サーフスーツやラッシュガードを感じさせるデザインのパーカーや、まるで濡れているように見えるジェルプリントを取り入れたナイロン素材のオーバーオールなど、ユニークなウェアが登場。ラグランタイプのロングスリーブTシャツには、ヤシの木が描かれビーチの陽気な雰囲気を漂わせている。
そんなビーチやサーフィンの世界観に付随し、今回は初のスイムウェアが誕生した。前から見るとワンピース、後ろから見るとビキニに見える2面性が特徴の「モノキニ」といった水着は、ウェットスーツを彷彿させるジッパー使いや、スポーティーなドローコードやメッシュ素材を取り入れた。さらに「WET(濡れる)」や「DROWNING(溺れる)」といった文字がデザインされたものも。それぞれ80年代のサーフカルチャーを感じさせるネオンカラーで染められている。
一方、モータースポーツの要素は本格的なレーシングスーツやドライビングパンツなどに表れた。イエローやオレンジなどのヴィヴィッドな色使いで、スポーティーな魅力が溢れている。それぞれ「PUMA」のロゴやリアーナのラッキーナンバーである「13」などが描かれた。
シルエットにも注目したい。タイトなミニ丈ワンピースやオフショルダートップス、サイドがレースアップになったセクシーなパンツといったボディコンシャスなウェアが揃う一方、ビッグサイズのナイロン地アウターやオーバーオールといった中で体が泳ぐようなラインのものもミックスされている。
プーマのアイコンと言えるスニーカー「クリーパー」やサンダル「スライド」もサーフ&モータースポーツ仕様に。「クリーパー」はアッパーにスポーティーな素材を取り入れ、涼し気な半透明ソールやドローコードのシューレースをデザイン。ネオングリーンのフォームストライプが効いている。他にも、サーフボードのリーシュコードをモチーフにした斬新なチョーカーや、ビーチサンダル風のヒールなどが披露された。