「100点の名画でめぐる100年の旅」が神奈川県・箱根のポーラ美術館にて2017年10月1日(日)から2018年3月11日(日)まで開催される。
クロード・モネ「睡蓮の池」1899年
今回ポーラ美術館で開催されるのは、開館15周年を記念した、特別なコレクション展。19世紀半ばから20世紀に至るまでの美術史を、まるで教科書をめくっているかのようにたどれる名作100点が約1万点にものぼるコレクションの中から選ばれ展示されている。
左)フィンセント・ファン・ゴッホ「アザミの花」1890年
右)ピエール・オーギュスト・ルノワール「レースの帽子の少女」1891年
20世紀は産業革命や第二次世界大戦の勃発など、社会の転換点を多く含むことを反映してか芸術史においても大きな変革期であった世紀だといえる。
印象派の台頭による明るい色彩と粗い筆致、シュルレアリスム運動の摩訶不思議なモチーフ、戦争期に多く見られる芸術家の強い社会風刺など、現代につながる様々な新しい表現がこの時期には発達した。
アンリ・マティス「リュート」1943年
今回の展示では、近代芸術におけるこれらの大きな変化をセザンヌ、ルノワール、モネ、ピカソ、ドガといった時代を代表する西洋画家たちの作品や、レオナール・フジタ、黒田清輝といった近代日本美術を代表する画家たちの作品によって紹介する。
たくさんの見どころを持つこれらの作品には全て、なぜこの作品が名画たりえるのかを記載したコメントが付されるので、絵画それぞれの価値をきちんと理解しながら鑑賞することができそうだ。さまざまな視点から名画の魅力を楽しんで。
【詳細】
「100点の名画でめぐる100年の旅」
期間:2017年10月1日(日)~2018年3月11日(日)
場所:ポーラ美術館
住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
入館料:大人1,800(1,300)円(税込) 大学・高校生1,500(1,100)円(税込) 小・中学生1,500(500)円(税込) シニア(65歳以上)1,600(700)円(税込)
※小中学生は土曜日無料
※かっこ内団体料金(15名以上)
出品画家:エドゥアール・マネ、クロード・モネ、ピエール・オーギュスト・ルノワール、ポール・セザンヌ、フィンセント・ファン・ゴッホ、アンリ・ルソー、アンリ・マティス、レオナール・フジタ、マルク・シャガール、パブロ・ピカソ、黒田清輝、岡田三郎助、岸田劉生、佐伯祐三、梅原龍三郎ほか
【問い合わせ先】
ポーラ美術館
TEL:0460‐84‐2111