クレージュ(courrèges)が、フランス・パリで発表した2017-18年秋冬ウィメンズコレクション。今シーズンは、インフルエンサーやモデル、女優、中には男性ミュージシャンなど、ブランドを取り巻く様々な人物を集め、新作コレクションを彼らの私物と組み合わせてコーディネート。それをプレゼンテーション形式で発表するという、新しい試みにチャレンジした。
新作は、クレージュの伝統を重んじながら、アルノー・ヴァイヤンとセバスチャン・メイヤーのデザイナーデュオが追い続けているスマートデザインを意識したものだ。ジップの開閉によってシルエットの変化が楽しめるミニスカート、同じくジップの開閉によってレングスの変化が楽しめるドレス。フードまたアーム部分を取り外しできるコートもある。
ブランドのシグネチャーであるニットは、色彩とサイズ感を見直して。ビニル素材を用いた、手袋付きのショートジャケットも揃えた。カラーパレットはポジティブな印象を受ける、明るいカラーを揃えた。鮮やかなイエロー、グリーン、ブルーがビニル素材によく映える。
ルックでは、ロゴTシャツやスニーカー、デニムなどデイリーウェアとコーディネートされていて、ブランド発信のルックとはひと味異なる、ストリートに根付いたスタイルが表現されている。