[企画展]花 * Flower * 華 ―琳派から現代へ―が渋谷・山種美術館で開催される。会期は2017年4月22日(土)から6月18日(日)まで。
山口蓬春《梅雨晴》1966(昭和41)年 紙本・彩色 山種美術館
©公益法人 JR東海生涯学習財団
[企画展]花 * Flower * 華は四季の花をテーマにした企画展で、日本美術に描かれた梅、桜、牡丹、薔薇、百合、 紫陽花、朝顔、菊、桔梗、水仙、椿など春夏秋冬の花を描いた多彩な作品約60点を展示する。花の特徴や花にまつわる物語・歴史、画家が残した言葉を通して、江戸時代から現代までの華麗なる絵画の世界を体感できる。
江戸時代、琳派の絵師たちは、特に季節の草花や花木を多く題材とした。花を風物や鳥と組み合わせて趣のある世界を作り上げた酒井抱一の《月梅図》《菊小禽図》、濃彩で四季の草花を鮮やかに配した鈴木其一の《四季花鳥図》など、金銀、豊かな色彩を用いた装飾的な画面、斬新なデザイン性を持つ琳派の作品。時代を経ても色あせることのないその魅力に触れられる。
鈴木其一《四季花鳥図》19世紀(江戸時代) 紙本金地・彩色 山種美術館
また、近代以降の作品は、四季の草花100種を植物図鑑のように細緻に表した、田能村直入の《百花》、醍醐寺三宝院の華やかなしだれ桜を描いた奥村土牛《醍醐》、扇面という伝統的な形式に季節の花を散りばめた加山又造《華扇屏風》などを展示。四季の循環や季節特有の自然美を意識した表現を見てとることができる。お花見の季節に、今昔の花に思いを馳せてみてはいかがだろうか。
【開催概要】
[企画展] 花 * Flower * 華 ―琳派から現代へ―
A World of Flowers ―from the Rimpa School to Contemporary Art
会期:2017年4月22日(土)〜6月18日(日)
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日
会場:山種美術館
住所:東京都渋谷区広尾3-12-36
入館料:一般 1000円(800円)、大高生 800円(700円)、中学生以下無料
※()内は20名以上の団体料金、および前売り料金。
※障がい者手帳、被爆者健康手帳持参者、およびその介助者(1名)は無料。
※本展使用済入場券(有料)の提出で、会期中は入館料が団体割引料金に。(1人1枚につき1回限り有効)
※会期中着物で来館すると、団体割引料金に。
※複数の割引の併用は不可。
【問い合わせ先】
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル 電話受付時間:8:00〜22:00)