ケイト・スペード ニューヨーク(kate spade new york)の2017秋コレクションは、アメリカ・ニューヨークで発表された。
1920年代のパリに溢れていた、強くて独創的な女性たち。彼女らの創造性に魅せられ、ケイト・スペード ニューヨークのワードローブは完成した。期待を裏切って独立した生き方を邁進し、周りの人々にも影響を与え続けたヒロインたちへの賛辞が込められている。
脳裏に焼きつくような鮮烈な赤とピンクがコレクションのキーカラー。ピンクの中でも、ダスキーなものやチェリー、ダークチェリーなど変化を加え重層的なパレットを提案。フォークロアなムードをそのままに、フローラルな刺繍もたっぷりあしらった。
はっきりとした色合いに目が行きがちだが、キャメルやブラックといったカラーもうまく採用。ナポレオンジャケット風のトップスにブラックのインナー、クロップド丈のパンツを合わせているが、そこにレオパード柄のローファーを合わせ、スパイスを効かせている。
力強さをコレクションに付与する場合、マスキュリンな要素を取り入れることが多いが、今シーズンのケイト・スペード ニューヨークは、女性らしさそのままに、本来女性が持つエネルギーを開花させた。