岩井俊二原作のドラマをアニメーション化する、映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』が、2017年8月18日(金)より全国東宝系にてロードショー。
描かれるのは“繰り返される夏の一日”の恋の奇跡を描く感動のラブストーリー。『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』の舞台は、夏休みのある一日。花火大会をまえに「花火は横から見たら丸いのか?平たいのか?」の答えを求め、町の灯台から花火を見ようと計画する少年達がいる。一方、クラスのアイドル的存在・なずなに想い寄せる典道は、時間が巻き戻る不思議な体験のなかで、なずなから「かけおち」に誘われる。
2人の間に起きる恋の奇跡とは……。花火が打ちあがるとき、あなたも劇場でその奇跡に出会えるかもしれない。
原作となる『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』は、『スワロウテイル』『リップヴァンウィンクルの花嫁』を手掛けた岩井俊二によるもの。1993年、シリーズ『If もしも』の1つとして、山崎裕太と奥菜恵を主演に迎え、フジテレビで放送された。岩井俊二ブレイクのきっかけと呼ばれるドラマだ。その後、1995年には、再構成して映画として劇場公開された。
そんなドラマを24年の時を経てアニメ化する。
さらに、脚本で『モテキ』『バクマン。』の大根仁が参加。モダンな要素を加えて長編アニメならではの壮大な物語へと昇華する。
声の出演は、主人公なずな役に広瀬すずが抜擢された。そして典道役には、声優初挑戦となる菅田将暉。若い世代に人気の2人が、瑞々しい少年少女の恋と冒険に声を吹き込む。さらに、典道の恋敵となるクラスメイト祐介役は声優・宮野真守。そして、なずなの母親にはドラマ「カルテット」(2017)での好演も話題となった松たか子が抜擢された。アニメーション映画への参加は、『アナと雪の女王』(2013)の主人公エルサ役以来となる。
制作陣では、「魔法少女まどか☆マギカ」の新房昭之が総監督。アニメーションスタジオ「シャフト」をタッグを組んで“新房マジック”と呼ばれる独創性溢れる演出と映像表現も注目ポイントの1つだ。
主題歌は、米津玄師と女性ラップシンガー・DAOKOのコラボレーションにより制作された「打上花火」に決定した。楽曲は米津玄師が作詞・作曲・プロデュース。劇中で花火大会当日に恋の奇跡を経験する、なずなと典道を思わせるような、切なくも儚い世界観の曲となっている。
米津玄師は「夏のひとときの切なさを表現できればと思い作り始めました。DAOKOさんの歌声も相まって、とてもいいものになったと思います。」とコメントした。
さらに、挿入歌として使われるのは、岩井俊二の原作ドラマで主題歌として使用された「Forever Friends」のDAOKOカバー版。彼女の包み込むような独特の歌声が、映画のクライマックスを盛り上げる。
『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』
公開日:2017年8月18日(金)全国東宝系にてロードショー
声の出演:広瀬すず、菅田将暉、宮野真守、松たか子
原作:岩井俊二
脚本:大根仁
総監督:新房昭之
監督:武内宣之
音楽:神前暁
アニメーション制作:シャフト
©2017「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」製作委員会