エスカーダ(ESCADA)の2017年春夏コレクションが、2016年12月2日(金)東京・六本木のグランドハイアット東京で発表された。
毎シーズン、セレブリティを招いて華やかなショーを行うエスカーダ。今季は、ドラマや舞台、CMで活躍する剛力彩芽をゲストモデルに選んだ。海外ハイブランドコレクションのデビューとなった、剛力のフレッシュさと共鳴するように、エスカーダの2017年春夏は新鮮なエネルギーに満ちている。テーマは「トライバル・ビート」。
ファーストルックを飾ったのは、シーズンテーマを象徴するビビットなワンピース。オレンジやグリーン、ブルーなど鮮やかなカラーを並べて手書き風のボーダーを作り、ソフトなコットン地にのせた。ボックス型の構築的なシルエットに対し、襟口はラウンド型で柔らかな印象。足元にはプラットフォームサンダルを合わせて、快活なルックに仕上げている。
エネルギッシュなスタートダッシュに続くのは、シックなジャケットやロングドレスといったエレガントな装い。胸元はV字に、ショルダーラインにはアシンメトリーなカッティングを施して、センシュアルな香りを纏わせる。
そういった上品さに混じり合うのは、ヤシの葉を思わせるボタニカルプリントや力強いカラーで染め上げたロングコートやブラウスなどのエキゾチックウェア。ショートパンツやサングラスをマッチさせれば、一気にバカンスへと変化する。
41ルック並んだ今季、ラストを飾るのはもちろん剛力彩芽だ。ファーストルックとは一転、清楚なドレスでランウェイに舞い降りた。ホワイトのベースに、ゴールドのカメリアモチーフを散りばめた華やかなモデル。高めに設定されたウエストラインや、ハリのある素材で作るAラインが一層女性らしさを際立たせる。モチーフに合わせて、アクセサリーとバッグもゴールドをチョイスして、大人っぽい。しかしフィナーレでは、観客に向かって手を振り、いつものようなチャーミングな表情を魅せてくれた。