「カルティエ 銀座ブティック」が、東京・銀座に誕生。オープン日は2016年9月28日(水)。
日本におけるカルティエのフラッグシップストアとなる本店。数年の工事を経て、4フロア、1000平米を超える空間に生まれ変わった。店舗は銀座中央通りに位置し、通りを歩けばメゾンにふさわしい格式ある外観が目に入ってくるだろう。
一歩店内に足を踏み入れれば、7メートルもの大きさを誇る荘厳なシャンデリアが迎えてくれる。銀座ブティックオープンのためにイタリアから大切に運ばれてきたもので、2階の天井から1階までを突き抜けるかたちで飾られた。そこから放たれる明るい光は、店内に“くつろぎ”と“温かみ”を与えているようだ。
ファッションプレスでは、グランド オープンを控えた「カルティエ 銀座ブティック」を一足先に取材。最上階の3階から、地下1階までを紹介する。
結婚を考えたことのあるカップルならば、一度は「指輪」について悩んだ経験があるはず。3階、ブライダル&ダイヤモンドのフロアーでは、幸せになる2人にふさわしい、様々なリングを用意している。
数々のエンゲージメント リング、ウェディング リングが並ぶ店内。1895年以来受け継がれてきたカルティエの名品「ソリテール 1895」、1970年代にニューヨークで生まれた「LOVE」コレクションなど、時の洗礼を受けてきたリングが一堂に。人生を共に歩んでいくような、忘れられない一品は、このフロアで見つけてみてほしい。
階段を降り、2階の正面を見ると、1階まで降ろされているシャンデリアを中心に、美しい時計の数々が円を描くように並んでいるのを目の当たりにする。引き込まれるように、シャンデリアの周りを歩くと、そこには綺羅びやかな名品の数々。
フランス語で豹を意味するメゾンのアイコン「パンテール」も、その中の一つに。ちなみに、パンテールがモチーフとして、初めてカルティエに姿を現したのは1914年のこと。ジュエリーウォッチに現れてから今日に至るまで、100年を超える時代の中で人々に愛されてきた。
そして、カルティエで、最も忘れてはならない「ハイジュエリー」を楽しめるのが1階だ。貴石を含む厳選された石を使用したリング、ネックレス、ブローチ、ブレスレット……。人々を魅了してきた、アート作品とも言えるジュエリーは、それぞれに繊細すぎるほどのデザインがなされており、卓越した職人技を感じることができる。このフロアーでは、宝石が持つ力や色、輝きといった個性を存分に体感してほしい。