ミラノファッションウィークにて、ロベルト カヴァリ(roberto cavalli)の2012年春夏コレクションが開催された。シャンデリアが飾られた会場は、赤い光で包み込まれ、そこに登場したのは「"メイド イン イタリー”とイタリアンスタイルのファンタジーへのオマージュ」とデザイナーであるロベルト・カヴァリが表現するコレクション。「私は、生命と色彩の積極性を愛する人々、そして、男性を虜にするすべを知っている女性たちのためにデザインします」と彼は語る。
眩く輝くゴールドのスーツや、想像上の動物をプリントしさらに刺繍を施したアイテム等、豪華なスタイルが圧倒的な存在感を放っている。ロングドレスもレースや刺繍で豪華に飾られ、ジャケットやコンパクトなジレを組み合わせた。花柄のシルクのスカートからは体の動きに合わせてアニマルプリントがのぞき、女性の隠れた個性を表現しているかのよう。
今季、新しいバッグ「Florence」がデビュー。名前の由来となった街への愛情が込められたバッグはクロコダイル製。蛇の鱗のような彫刻が施された金色の錠がラグジュアリー。
イタリアの文化と繊細な職人芸を進化させて完成した、溢れんばかりの力強さが感じられるコレクションだった。