ソニーは、2017年3月末に営業を終了した東京・銀座の「ソニービル」をリニューアルし、2018年8月9日(木)に「銀座ソニーパーク(Ginza Sony Park)」としてオープン。東京五輪が開催される2021年9月までの期間運営する。
「ソニービル」完成の1966年以降「銀座の庭」として続いた、数寄屋橋交差点に面した公共スペース「ソニースクエア」をさらに拡大してオープンする「銀座ソニーパーク」。変わり続ける実験的な「公園」をコンセプトとして、パブリックで遊び心あふれる場を提供する。
「銀座ソニーパーク」は、約707平米の三方開かれた地上部と、地下4層の「ローワーパーク(Lower Park)」で構成。「旧ソニービル」の特徴的な構造を残した、地下に吹き抜けのあるオープンな垂直立体型公園だ。また、道路をはじめ、メトロや地下駐車場といった都市機能ともつながる、ユニークな施設となっている。
なお、2021年の「銀座ソニーパーク」開園期間終了後、「旧ソニービル」のリニューアル第2弾として、上層階も含む「新ソニービル」を2025年に竣工する予定だ。
地上のパークには、世界各地から集めた特別な植物が集結。さらに、その植物の数々は“買える公園”のコンセプトの下、プラントハンターの西畠清順がプロデューサーを務める「アヲ GINZA TOKYO」で購入することができ、植物が購入される度にパークの表情が変化していく。
また、ラジオステーション「TOKYO FM」のサテライトスタジオや、パーク地下3階の「トラヤカフェ・あんスタンド」の季節限定ストアも登場する。
地下1階には、香港ミルクティーやエッグタルトなどをスタンド形式で販売する、ミシュラン星獲得店による飲茶スタンド「MIMOSA GINZA」が出店。また、同フロアには、藤原ヒロシがディレクターを務める、コンビニエンスストアをコンセプトにしたショップ「THE CONVENI」をオープンする。
藤原ヒロシが主宰するフラグメントデザイン(fragment design)をはじめ、ネイバーフッド(NEIGHBORHOOD)やダブルタップス(WTAPS)のペンやステッカー、リトゥ(retaW)のボディフレグランスなど、購買意欲をそそるユニークで珍しいアイテムを取り揃える。東京メトロ銀座駅のコンコースと直結した地下2階には、イベントスペースを設置し、様々な体験型イベントを実施する。
パーク地下3階は西銀座駐車場地下2階と直結。“「あん」のある生活”を提案する「トラヤカフェ・あんスタンド」が出店し、その場で製造したオリジナル・ミニサイズの「あんペースト」を限定販売する。なめらかな「あんペースト」は、トーストやアイスクリームなど、様々な食材に組み合わせて気軽に「あん」を楽しめる商品だ。