bernhard willhelm(ベルンハルト ウィルヘルム)の2011-12年秋冬コレクション。コレクションを読み解くヒントは、前衛アーティストリアム・ギリック(Liam Gillick)とイザ・ゲンツサン(Isa Genzken)、そしてJACKI APPLE の一編の詩「partitions(分割)」。 今季もベルンならではのアートとパンクな要素がたくさんつまった自由奔放なコレクション。
素材は、綿、ウール、シルクレーヨン、金属繊維、フェイクファー、ジャージー素材、メッシュ、ネット。既成概念にとらわれない自由な発想で組み合わされ、エキサイティングな世界が繰り広げられる。赤、白、黒、青、黄色に緑、恐れを知らないパワフルなカラーパレットが全身ではじけてクラッシュ。唇や目のプリントが全身を覆い、ビビッドなストライプは永遠にスパイラルし続ける。袖は膨らみ、ジャケットは編み込まれ、そしてパターンはねじられる。構築的なシンメトリックとアシンメトリックがキュートに交錯し、カラーブロックやカッティングが境界を主張。ひっさげられたメッセージは、ベルンパラダイスへの片道切符だ!