ヨシキモノ(YOSHIKIMONO)のファーストコレクションが、2015年10月17日(土)に、渋谷ヒカリエで発表された。
ソングライター、ドラマー、クラシックのピアニストとして活動中のYOSHIKI(ヨシキ)。彼の音楽とファッションを融合させたいという構想から生まれたブランドが「ヨシキモノ」だ。海外を拠点するYOSHIKIが、客観的な視点で見る日本の着物。呉服屋の息子、という育ちもクリエーションに影響を及ぼしているという。
コレクションを象徴するスタイルは、ファーストルックから登場。着物にパンクなスタッズシューズと網タイツを合わせたコーディネートで、見るものに大きなインパクトを与えた。また敢えて、胸をはだけたり、ロングブーツを合わせたり、マスクや目隠しを着用したりなど、着物を着崩して、和洋のクールな雰囲気が解け合った着こなしを提案する。日本の伝統的な格好良さに、海外の視点から見た新しい解釈を加えている。
また花柄を中心に、チェックやストライプ、レオパードなどモダンな柄を投入。色味も鮮やかなブルーやピンク、レッドなどを使って、着物でロックを感じさせるという斬新さ。加えて外国人モデルがしっかりと着こなせているところから、世界に通用する着物のシルエットに仕上げていることが分かる。これまで世界を音楽で席巻したデザイナーYOSHIKIが、今度は着物で世界に勝負を挑んだコレクションとなった。