■永久カレンダー機能
紹介する機能は、グレゴリオ暦に対応した永久カレンダーだ。永久カレンダーとは、簡単に説明すると、月による日数の違いや、閏年などのズレを自動的に修正して表示するもので、それらをそれぞれの暦や方式にそって対応させている。
右)グレゴリオ暦または ISO 8601 ビジネス・カレンダー
裏面に当たる第二文字盤で表示されるグレゴリオ暦の永久カレンダーには、表示の読み取りに2種類のオプションを用意。2種類とは、伝統的なグレゴリオ暦と、ビジネス・カレンダーシステムとして有名なISO8601で、自らのライフスタイルに沿って適切なカレンダーを選択することができる。
ISO 8601ビジネス・カレンダーは、納税年度、週ごとの賃金や賃借料支払い、週サイクルでのプロジェクトプランに関する会社会計など、 主に国際金融部門で使用されているもの。特に、日付と時刻に数字を用いる際、変換方法が異なる二国間でデータのやり取りを行う場合など、表記された数字の誤った解釈を防ぐために、日付や時刻を示す明確な方法として重宝されている。
この巧妙な機構にはまた、ISOカレンダーモードから通常のカレンダーモードへと切り替えられるもう1つのオプションもある。その場合の暦年は、1月1日から始まり12月31日で終わり、このモードでの年の最初の日付は、1月1日だが、曜日番号もそれに一致するように プログラムされている。例えば暦年の最初の日が1月1日木曜日なら、週表示ダイヤルに1、曜日窓に1(木曜日が年の最初)と表示される。