「フェルメールとレンブラント:17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち展」の開催が決定。2015年10月24日(土)、京都を皮切りに、東京、福島で順次開催される。
アブラハム・ブルーマールト 《ラトーナとリュキア人の農民》 1646年 油彩・カンヴァス、69.8×100.4 cm ユトレヒト中央美術館 2573 Image & copyright Collection Centraal Museum, Utrecht
今回の展覧会では、「光の画家」として有名なヨハネス・フェルメール、そして、独特な発想と技法で人気を博すレンブラント・ファン・レインなど、17世紀のオランダ黄金時代に活躍した画家たちの作品が集結。オランダ黄金期の幕開けから終焉までの、建築画家、静物画家、肖像画家たちの作品、約60作品が展示される。
左) ヨハネス・フェルメール 《水差しを持つ女》 1662年頃 油彩・カンヴァス、45.7×40.6 cm メトロポリタン美術館、ニューヨーク Marquand Collection, Gift of Henry G. Marquand, 1889 (89.15.21) Photo credit: Image copyright © The Metropolitan Museum of Art. Image source: Art Resource, NY
右) レンブラント・ファン・レイン 《ベローナ》 1633年 油彩・カンヴァス、127.0×97.5 cm メトロポリタン美術館、ニューヨーク The Friedsam Collection, Bequest of Michael Friedsam, 1931 (32.100.23) Photo Credit: Image copyright © The Metropolitan Museum of Art. Image source: Art Resource, NY
その中でも、特に注目したいのが、日本初公開となるメトロポリタン美術館の傑作、《水差しを持つ女》と《ベローナ》。《水差しを持つ女》は、ヨハネス・フェルメール独特の構図や技法、色彩表現を結集させた作品。まるで写真のような透明感や清涼感を感じさせる色彩で、今まで多くの鑑賞者を魅了してきた作品だ。《ベローナ》は、肖像画、歴史画を得意とするレンブラント・ファン・レインの傑作。ダイナミックな技法で描かれた、戦争の女神ベローナの肖像画に施された表現力は彼ならでは。
その他、京都、東京では日本初公開の、カレル・ファブリティウス、ピーテル・デ・ホーホなども並ぶ。この貴重な機会に、オランダ黄金時代を生きた画家たちの最高傑作を、是非堪能してみては。
【情報詳細】
フェルメールとレンブラント:17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち展
■京都会場
開催期間:2015年10月24日(土)~2015年2016年1月5日(火)
※月曜日、2015年12月28日(月)~2016年1月1日(金)は休館。ただし2015年11月23日(月)、2016年1月4日(木)は開館。
会場:京都市美術館
住所:京都市左京区岡崎円勝寺町124 (岡崎公園内)
開館時間:9:00~17:00 ※最終入館16:30
※チケット情報など、詳細は公式ホームページを確認。
■東京会場
開催期間:2016年1月14日(木)~3月31日(木)
※会期・休館日・開館時間が変更になる場合あり。
会場:森アーツセンターギャラリー(東京・六本木ヒルズ森タワー52階)
住所:東京都港区六本木6-10-1
開館時間:10:00~20:00 ※最終入館19:30
※チケット情報など、詳細は公式ホームページを確認。
■福島会場
開催期間:2016年4月6日(水)~5月8日(日)
※月曜日休館 ※休館日・開館時間が変更になる場合あり。
会場:福島県立美術館
住所:福島県福島市森合字西養山1番地
開館時間:9:30~17:00
観覧料:一般 1,500円(1,300円)、大学生 1,100円(900円) 高校生 800円(600円)
※中学生以下は無料
※展覧会入場料で福島県立美術館の常設展も鑑賞可。
※()内は団体料金・前売料金。
※団体料金は20名以上で適用。
※展覧会の観覧料で、福島県立美術館の常設展も併せて鑑賞可。
※身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保険福祉手帳提示で、常設展・企画展とも無料
(それぞれ第1種または1級の場合は付き添い1名も無料。)
【問い合わせ先】
・京都会場(展覧会事務局)
06-4950-7555
・東京会場(ハローダイヤル)
03-5777-8600
・福島会場(実行委員会事務局)
024-531-8815