日本の最先端技術とインドの熟練した職人による手仕事を活かした、何よりもテキスタイルを大事にする素材ありきのブランド、HaaTが2011年春夏コレクションを発表。今回のコレクションテーマは「NEO NATURAL - COLOR -」。テキスタイルにこだわりコレクションを展開するHaaTは、2011年春夏では「色」にフォーカスして、上質な素材とクラシックな柄、シンプルなフォルムで現代のナチュラルを提案した。
左) 「クラシックナチュラル・ダイ」のチュニック(ラックとザクロによるピンク) ¥35,700(税込)
右) 「NEO DORO」のストール ¥25,200(税込)
「クラシックナチュラル・ダイ」というシリーズでは、半端に残った上質なオーガニックコットンの綿を集め、ラックとザクロのピンク、ログウッドのグレーで染め上げることで、世界でHaaTにしかないナチュラルカラーを作り出した。使用するオーガニックコットンは、なめらかな手触りの最高級超長綿スーピマコットン。オーガニックコットンの残綿を植物で染めることによって生まれる独特な色は、地球に優しい本当のナチュラルカラー。展開するカラーはピンク、グレーに綿そのものの生成り色を加えた3色。ニット、シャツ、ジャージーなど様々なアイテムで、環境にやさしいコットンのナチュラルな色と肌触りを楽しめる。
また、3月に登場する現代の泥染め「NEO DORO」も、手作業で生まれる自然な色味と独特のムラ感が面白い。伝統的な泥染めは鉄分を含んだ特別な泥を用いるため限られた土地のものだが、この「NEO DORO」は化学変化を応用した現代の技術で染め上げるため、身近な泥を使用して一度で染まり、かつ高い堅牢度を持つ。
素材はオーガニックコットン、リネン、バンブー、モダールなど春夏らしい軽く涼しげな天然繊維を多用。柄はジオメトリックなフローラルキルト柄が特徴的。その他にチェックやボーダー、ドットなどをジャカードやプリントで表現。オリジナルで生み出されるテキスタイルは、いつもながら繊細かつ緻密。優しげで柔らかなカラーを柄でうまく引き締めている。
なお、2011年春夏コレクションは来年1月から展開される。
1月7日(金)~ HaaT AOYAMAにて先行スタート
1月8日(土)~ 全国のHaaTショップにてシーズンスタート
【問い合わせ先】
ISSEY MIYAKE INC.
TEL : 03-5454-1705