映画『ターミネーター:新起動/ジェニシス』が2015年7月10日(金)に日本公開される。
2029年、人類とマシーンたちとの熾烈な戦いが繰り広げられている未来。自分を産んだ母、サラ・コナーの命を守るため、ジョン・コナーは信頼できる同志カイル・リースを過去に送る。『ターミネーター』(84年)と同様、タイムスリップしたが、何かが違う…。か弱いはずのサラは逞しい女性戦士に変身を遂げ、T-800は彼女の守護神となっていた。という、シリーズで描かれた全てのタイムラインがリセットされ、『ターミネーター』の世界が変化する驚きの展開になる。
公開に先立ち、アーノルド・シュワルツェネッガーとエミリア・クラークが来日。シュワルツェネッガーは12回目、エミリアは初来日となる。「日本には何回も伺っていますが、戻ってこられて大変嬉しく思っています。日本のファンの皆さんには感謝しています。アイ ラブ ジャパン。」と、シュワルツェネッガーが挨拶し、インタビューに応じた。
T-800は人類を救う守護神だけでなく、破壊するという2つのミッションをもっているところが特徴です。その相反する要素が、驚異的なアクションシーンを生んでいるように思います。それから、サラ・コナーと過ごす時間も多く、彼女がターミネーターを人間にしようとするシーンが少しおもしろくて、人間味があるのも特徴ですね。
常にトレーニングは、欠かしていません。実は、今日も朝5時半から1時間トレーニングをしていました。映画では、監督から10ポンド(約5㎏)体重を増やせと言われていたので、いつもの2倍の重さで、回数も2倍にしてウエイトリフティングを行いました。それから、スタントシーンやカーチェイスの特別なトレーニングもしていました。
これは、素晴らしいアイディアだと思いました。実際の撮影は本当に大変で、撮影期間は4日間。ボディービルダーの俳優が演じてくれたんですけど、完成した時には、本当にびっくりしました。まるで本物のような信憑性のあるシーンに仕上がっていましたね。
映画『ターミネーター』を見る人は、特撮やアクションの素晴らしさを予想してると思います。でも、今回の一番の見どころは人間関係。サラ・コナーとT-800との関係には非常に胸を打つものがあって、皆さんの予想を裏切ると思います。Twitterのコメントでも、私は泣いたとか、感動したとか、そういう感想が述べられていました。
このような、素晴らしい作品を経験できたことは、とても嬉しいです。そして、一緒にできたのがエミリアのような素敵な女優さんでしたし。今回の作品に非常に満足しています。
7月5日(日)、アーノルド・シュワルツェネッガーとエミリア・クラークが来日した記者会見の様子
エミリアも「2人の関係が、とても美しく描かれています。人間の娘とロボットの父親という設定も、ユーモアがあってよかったなと思います。」と、見どころとしてあげていた。
アクション映画だが、ヒューマンストーリーのような「愛」を感じられるシーンがあるのが、本作の魅力。また、1作目の映像、セリフが完全に再現されたシーンもあり、長年のファンはもちろん、今まで見ていなかった『ターミネーター』初心者でも楽しめるストーリーとなっている。
【作品情報】
『ターミネーター:新起動/ジェニシス』
公開時期:2015年7月10日(金)
監督:アラン・テイラー
出 演:アーノルド・シュワルツェネッガー(T-800役)、エミリア・クラーク(サラ・コナー役/「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズ)、ジェイソン・ク ラーク(ジョン・コナー役/『猿の惑星:新世紀』)、ジェイ・コートニー(カイル・リース役/『ダイ・ハード/ラスト・デイ』)、
イ・ビョンホン(T-1000役/『G.I.ジョー バック2リベンジ』)ほか
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