2010年にスタートし、2シーズン目のコレクションを発表したTHE RERACS(ザ・リラクス)。今期のコレクションは「THE SCRAP & REBUILD NAVAL ACADEMY」と題し、仮想の海軍学校を舞台に、ミリタリーとスクールの要素を掛け合わせたユニフォームをイメージ。
前回のファーストコレクションでメインだったカーゴパンツを定番アイテムとし、今回はシャツをメインアイテムとして追加。定番となったカーゴパンツには、光沢のあるコットンツイルやコットンリネンなどを用いることで、カジュアルになりすぎず上品な大人のアイテムに仕上がっている。新しく加わったシャツも、細い糸で織られたなめらかな生地が使用され、クリーンで清々しい雰囲気。ワッペンの付いたブレザーはオリジナルの迷彩柄のショートパンツと合わせるなど、カジュアルとフォーマル、マニッシュとフェミニンといった要素を織り交ぜることで、全体としてニュートラルでオリジナルなスタイルが生まれている。
メンズのアイテムも、デニムの切りっぱなしショーツとスニーカー、カーゴパンツとパーカなど、カジュアルなアイテムの組み合わせが目立つ。しかし一方で、張りのあるシャツやブレザーでシルエットがルーズになりすぎるのを防ぐなど、少年のようにカジュアルなリラックス感と大人の上品さのさじ加減が絶妙。
デイリーに着られるリラックスしたアイテム群に、「MADE IN JAPAN」ならではの素材やシルエットに対するこだわりが込められた、大人のためのハイクオリティなコレクションだ。