2014年度アカデミー賞の有力候補とされる映画『フォックスキャッチャー』が2015年2月に日本公開されることが決定した。監督は「カポーティ」でアカデミー賞にノミネートされたベネット・ミラー。また脚本は同じく「カポーティ」のダン・フッターマンが務める。
フィリップ・シーモア・ホフマン主演「カポーティ」(05)では作家トルーマン・カポーティを、ブラッド・ピット主演「マネーボール」(11)では革新的球団運営で野球界の常識識識を変えたGMを、これまで実在の人物と事件を丹念に描いてきたベネット・ミラー監督。本作は、既にカンヌ国際映画祭において監督賞を受賞、映画評価サイト「ロッテン・トマト」でも91パーセントを獲得している。
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出演は犯人でデュポン財閥の御曹司ジョン・デュポンにスティーヴ・カレル。事件に巻き込まれて行く五輪金メダリストの兄をマーク・ラファロ、弟をチャニング・テイタムが演じ、特にデュポンになりきったカレルの怪演は大きな話題を呼び、早くもオスカー最有力候補との呼び声も高まっている。
■ストーリー
大学でレスリングを教えるオリンピックメダリストのマーク(チャニング・テイタム)。しかし突如給料が払えないという理由でコーチを解雇されてしまう。そんなある日デュポン財閥の総帥ジョン・デュポン(スティーヴ・カレル)から近々開催されるソウル・オリンピックで金メダル獲得を目指しレスリングチーム結成するというプロジェクトに誘われる。それはまさにマークにとって夢のような話だった。2人は同じくメダリストのマークの兄デイブ(マーク・ラファロ)も
チームに招きオリンピックへ向けた計画を立てる。しかしデュポン氏の隠された人間性が徐々に明らかになるにつれマークとデイブはとてつもない悲劇へと引きずり込まれていく。
【概要】
『フォックスキャッチャー』
公開日:2015年2月
監督:ベネット・ミラー『マネーボール』、『カポーティ』
脚本:ダン・フッターマン『カポーティ』
出演:スティーヴ・カレル『40 歳の童貞男』、チャニング・テイタム『マジック・マイク』、マーク・ラファロ『キッズ・オールライト』、シエナ・ミラー『ファクトリー・ガール』
2014/アメリカ/上映時間:134 分
配給:ロングライド
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