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恋愛映画のマエストロ、パトリス・ルコント監督最新作『暮れ逢い』 - 男女の匂い立つフェティシズム

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『髪結いの亭主』『仕立て屋の恋』で有名な恋愛映画のマエストロ、パトリス・ルコント監督の最新作『暮れ逢い』が、正月よりシネスイッチ銀座ほか全国で順次公開される。

恋愛映画のマエストロ、パトリス・ルコント監督最新作『暮れ逢い』 - 男女の匂い立つフェティシズム | 写真
© 2014 FIDELITE FILMS – WILD BUNCH – SCOPE PICTURES

『暮れ逢い』は、裕福な実業家の優しい夫ホフマイスターと可愛い息子がいながらも孤独と喪失感を抱えている若妻ロットと、秘書として才覚あふれる美しい青年フリドリックとの8年間にわたる純愛を、気高くも官能的に綴るロマンチックな傑作。

1912年、実業家ホフマイスターの屋敷に、秘書としてフリドリックがやってくる。一つ屋根の下で暮らすうちに、ロットとフリドリックは惹かれあうが、触れあうことはもちろん、愛を口にすることも出来ず想いだけが募ってゆく。

突然、フリドリックの南米への転勤が決まったとき、お互いに胸にしまいこんでいた気持ちが溢れ出し、「2年後、戻ってくるまで、変わらぬ愛を誓おう」と、初めて想いを伝え約束を交わす。しかし、まもなく訪れた第一次世界大戦によって運命は大きく揺れ動く……。

恋愛映画のマエストロ、パトリス・ルコント監督最新作『暮れ逢い』 - 男女の匂い立つフェティシズム | 写真
© 2014 FIDELITE FILMS – WILD BUNCH – SCOPE PICTURES

ルコントの新たなミューズとして、ロットを演じたのは『それでも恋するバルセロナ』『アイアンマン3』のレベッカ・ホール。また、『ハリー・ポッター』のアラン・リックマンが病に侵された実業家をいぶし銀の演技で体現する。さらに、色気たっぷりに野性的な青年を演じるのは、ディズニーによる実写版『シンデレラ(原題)』で王子様役に抜擢された、リチャード・マッデンだ。

1900年代初頭の上流社会の華やかな衣装、上品な調度品、ロットが身に纏うゲラン(GUERLAIN)の香水「ルール・ブルー」も、物語に彩りを添える。男女の匂い立つフェティシズムを感じさせる話題の最新作を、是非ご覧あれ。

【作品情報】
『暮れ逢い』
公開日:2014年末〜正月にかけて、シネスイッチ銀座ほか全国で順次ロードショー。
出演:レベッカ・ホール、アラン・リックマン、リチャード・マッデン
監督:パトリス・ルコント
原作:シュテファン・ツヴァイク「Journey into the Past」
音楽:ガブリエル・ヤレド
劇中曲:ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第8番ハ短調「悲愴」作品13第2楽章「アダージョ・カンタービレ」
2014年/フランス・ベルギー/英語/98分/原題:A Promise

Photos(6枚)

『暮れ逢い』場面カット|写真1 『暮れ逢い』場面カット|写真2 『暮れ逢い』場面カット|写真3 『暮れ逢い』場面カット|写真4 『暮れ逢い』場面カット|写真5 『暮れ逢い』場面カット|写真6

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