バンド オブ アウトサイダーズ(BAND OF OUTSIDERS)が、2015年春夏コレクションを発表した。
1940年代から50年代に活躍した、アメリカを代表する女性フォトグラファーのルイーズ・ダール=ウォルフ(Louise Dahl-Wolfe)が、1946年ブラジルで撮影した1枚の写真。その写真に収められた2人の女性からインスピレーションを得て、トロピカルなムードに包まれたリゾートルックを提案した。
ボーダーやストライプ、ウェーブプリントなど、夏らしく爽やかな模様がコレクションを彩る。なかでも印象的なのは、フランスの伝統的なデザイン「トラルドジュイ(Toile de jouy)」で表現されたパームツリープリント。ロココ調のエッセンスを加えることで、あたたかみのある印象を与えた。マッキントッシュ(MACKINTOSH)とコラボレーションしたゴム引きコートは、てんとう虫の刺繍を施し、チャーミングなアイテムに仕上がった。
今シーズンはショート丈のプリーツスカートやタイトワンピースなど、ミニマムなシルエットでコレクションを展開。またジオメトリックパターンのショートドレスやフラワープリントワンピースは、黒いラインでコントラストを効かせ、柔らかい雰囲気にシャープな印象をプラスした。
同様のアクセントはシューズにも見られ、ショート丈のボトムスにぴったりなストラップサンダルや、グラディエーターサンダルが登場。ホワイト、ブラック、クリアカラーのストローハットも、日差しが強いビーチを彷彿とさせ、夏が待ち遠しくなるようなビーチスタイルを完成させた。