展覧会「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」が、大阪市立美術館にて、2025年7月5日(土)から8月31日(日)まで開催される、その後、東京都美術館、愛知県美術館に巡回する。
ひまわりや糸杉を描いた作品でよく知られる画家、フィンセント・ファン・ゴッホ。「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」は、ファン・ゴッホの作品を受け継いできた家族のコレクションに着目する、日本初の展覧会だ。
ファン・ゴッホの画業を支え、大部分の作品を保管したのが、弟のテオだ。1890年に兄が亡くなったのち、その半年後にテオがこの世を去ってからは、テオの妻ヨーがそのコレクションを管理することになった。ヨーは、作品を展覧会に貸し出すとともに販売し、また膨大な手紙を整理して出版するなど、ファン・ゴッホの名声を高めることに尽力している。そして、テオとヨーの息子フィンセント・ ウィレムは、フィンセント・ファン・ゴッホ財団を創設し、美術館設立に力を注いだ。
こうして、1973年オランダ・アムステルダムに開館したファン・ゴッホ美術館は、ファン・ゴッホの油彩画約200点や素描約500点に加えて、手紙、関連作品、そして日本の浮世絵などを所蔵している。これらのほとんどは、フィンセント・ファン・ゴッホ財団によって永久貸与されたものだ。
本展では、ファン・ゴッホ美術館の作品を中心に、30点以上のファン・ゴッホ作品を紹介。《画家としての自画像》や《種まく人》など、初期から晩年までの作品を展示するほか、日本初公開となるファン・ゴッホの手紙4通も来日する。
展覧会「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」
会期:2025年7月5日(土)〜8月31日(日)
会場:大阪市立美術館
住所:大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-82 天王寺公園内
※詳細については追って告知
■巡回情報
・東京会場
会期:2025年9月12日(金)〜12月21日(日)
会場:東京都美術館
住所:東京都台東区上野公園8-36
・名古屋会場(予定)
会期:2026年1月3日(土)〜3月23日(月)
会場:愛知県美術館
住所:愛知県名古屋市東区東桜1-13-2