パリ・ファッション・ウィークにて発表されたバルバラ ビュイ(Barbara Bui)の2011年春夏コレクション。
アフリカを取材する美人レポーターを思わせるようなサファリ・ルック。 ジャンプ・スーツ、ワンピース、サファリ・シャツなどダブル・ポケットのアイテムが特徴的だ。アウターはオーバーサイズのものが目立ち、まるで女性レポーターが男性スタッフから借りてきたようにマニッシュだ。一方で、ロング・スカートのスリットはぐっと深く、薄手で透け感のある素材をトップスに用いるなど、女らしさの演出も忘れない。
カーキやベージュ、ブラウンに黒を加えたカラーパレットはワイルドで力強く、ヘビ革やスウェードなど異素材の組み合わせも目を引く。それにシャイニーなゴールドが加わり、セクシーさも合わせ持つ。
強さと弱さ、男性的なたくましさと女性的な繊細さや色気、相反する要素を巧みに組み合わせたバルバラらしいコレクション。