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ダミール ドマ(Damir Doma)はパリ・ファッション・ウィークにて2011年春夏コレクションを発表した。
今期のテーマはリーンなシルエットの追及。ラペルのないジャケットのカッティングは直線的で、裾が短め、袖が長めであることによって、シャープな縦のラインが強調される。胸の下で切りっぱなしにされたトップスはハイウェストのパンツやスカートを合わせられ、縦のラインをより一層意識させる。大きく開いたネックラインもモデルの細長い首を強調する。
カラーパレットはサフラン・イエロー、グレー、黒が中心。ほとんどのルックが単色か同系色の組み合わせで、それがシルエットや素材へと意識を集中させる。柔らかな透ける素材は幅の広いレザーのベルトとコントラストをなし、メタルのバングルのハードさも効果的だ。
前シーズンにウィメンズ・コレクションを初めて発表したダミール・ドマだが、メンズで圧倒的に支持された自らのスタイルを2シーズン目にして早くもウィメンズで確立しつつあるようだ。
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