企画展「歌麿、北斎、若冲、蕭白、秋暉…魅惑の摘水軒コレクション—江戸絵画の奇才たち」が、富山県水墨美術館にて、2024年9月14日(土)から11月10日(日)まで開催される。
江戸時代には、約260年にわたって続いた平和のなかで、豊かな文化が育まれた。武家社会においては、狩野派に代表される御用絵師が活躍する一方、経済的な豊かさを享受した町人社会では、浮世絵をはじめ、生命力あふれる表現が次々と生まれることになった。
企画展「歌麿、北斎、若冲、蕭白、秋暉…魅惑の摘水軒コレクション—江戸絵画の奇才たち」は、肉筆浮世絵や花鳥画など、多彩な江戸絵画を紹介する展覧会。菱川師宣、喜多川歌麿、歌川広重、葛飾北斎といった浮世絵師に加えて、奇想の絵師として知られる伊藤若冲や曾我蕭白、孔雀の名手として人気を博した岡本秋暉など、約100点の作品を紹介する。
本展で公開するのが、千葉・柏の摘水軒(てきすいけん)記念文化振興財団が所蔵する作品だ。同財団の「摘水軒コレクション」は、江戸時代に開設された文化サロン「摘翠軒」で交友のあった人々が残した作品を始まりとしており、当時の著名な絵師の作品を数多く擁している。本展は、このコレクションを首都圏以外でまとまって公開する、初の機会となる。
企画展「歌麿、北斎、若冲、蕭白、秋暉…魅惑の摘水軒コレクション—江戸絵画の奇才たち」
会期:2024年9月14日(土)~11月10日(日) 前・後期で全点展示替え
[前期 9月14日(土)~10月14日(月・祝) / 後期 10月17日(木)~11月10日(日)]
会場:富山県水墨美術館
住所:富山県富山市五福777
開館時間:9:30~18:00(入室は17:30まで)
※初日の9月14日(土)は、開会式終了後(11:00頃予定)より観覧可
休館日:月曜日(9月16日(月・祝)・23日(月・振)、10月14日(月・祝)、11月4日(月・振)は開館)、9月17日(火)・24日(火)、10月15日(火)・16日(水)、11月5日(火)
観覧料:一般 1,500円(1,200円)、前後期セット(前売のみ) 2,000円、大学生 1,200円(1,000円)
※( )内は20人以上の団体料金
※前売券(一般 1,200円)は、9月13日(金)まで、富山県水墨美術館、セブンチケット(コード 106-451)、ローソンチケット(Lコード 55529)ほかにて発売
※小学・中学・高校等の児童・生徒など、各種障がい者手帳の所持者は観覧無料
※リピーター割:本展半券(招待券および無料の観覧券のぞく)を総合受付にて提示すると、半券1枚につき1人のみ、団体料金で観覧可
※上記の料金で常設展も観覧可
【問い合わせ先】
富山県水墨美術館
TEL:076-431-3719