ジョルジオ アルマーニ(Giorgio Armani)の2025年春夏メンズコレクションのショー会場に来場した、片寄涼太・土屋太鳳夫妻。イタリア・ミラノでのショーに参加したふたりに、ファッションに対する思いについて話を伺った。
片寄さん、土屋さんは、普段どのようなファッションを好まれていますでしょうか。
片寄:20代前半は、個性的なデザインも含めて幅広くファッションを楽しんでいました。最近は、着心地の良さと着回しやすさ、TPOに合わせて、自然体のファッションをより意識しています。
2023年にご結婚されてから、おふたりの装いに変化はありましたでしょうか。
土屋:もともとファッションは大好きでしたので、今までは好みを絞るというより、さまざまなタイプのファッションに挑戦することを楽しんできました。
今は授乳期ですので、どうしても「授乳しやすい服かどうか」に一番こだわってしまいます。すると選ぶ範囲は狭くなりますが、意外に、組み合わせを勉強するきっかけになっているかもしれません。また、子どもを含めて体温調整が大切なので、今日のように薄手のトップスに羽織るものを組み合わせておくと安心だなと思います。
本日はおふたりとも、2024年春夏コレクションのウェアをお召しになっています。ジョルジオ アルマーニを実際に着用してどのような印象を受けますでしょうか。
片寄:素材の素晴らしさはもちろん、纏う人にストレスを与えない自然な作りでありながら、時代や流行に流されない、歴史と重厚さを感じます。
土屋:クールでありながら、どこか気負わないリラックスした空気感を感じます。それでいて、着用すると自然に自信とパワーを与えてくれる、まるでお守りのような存在ですね。
「お守り」のような存在といいますと?
土屋:ファッションは、「自分はこうなりたい」、「こんな生き方をしたい」という願いを現実に近付けてくれる“魔法”であると同時に、その気持ちを自分以外の人に向けて伝えることができる“言葉”でもあると思います。
片寄:あるシチュエーションにいる自分を、ある時は守ってくれたり上げてくれたり、ある時には勇気付けてくれるものですね。
土屋:そのなかでジョルジオ アルマーニは、無理なく自分を大人に近づけてくれる存在です。「背筋を伸ばさないと!」と気負わずとも、着用すれば自然に背筋が伸びるような、自信とパワーを与えてくれる存在だと感じています。
片寄:着る人を包みこんで自然体にしてくれる。決して背伸びをさせないけれども、その格式に背筋を正されるのが、ジョルジオ アルマーニの服だと思います。
2025年春夏のショーをご覧になって、どのような感想をお持ちになりましたでしょうか。
片寄:春夏のコレクションということもあり、みずみずしい世界観でありながら、夏の儚さも感じるような、とてもドラマチックなショーだったと感じています。
土屋:春夏らしい軽やかな素材感と肩の力が抜けたリラックスしたスタイルで、それぞれのルックに映画のようなストーリーを感じました。そして、一瞬で過ぎ去っていくランウェイを目の当たりにし、どこか儚さと切なさを感じると同時に、だからこそそこにかけられた情熱が感じられました。まるで時が止まったような、なのに永遠の時が溢れ出てくるようなショーでした。
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