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映画『墓泥棒と失われた女神』幻想に囚われた墓泥棒たちの数奇な物語、アリーチェ・ロルヴァケル監督

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映画『墓泥棒と失われた女神』が、2024年7月19日(金)よりBunkamura ル・シネマ 渋谷宮下、シネスイッチ銀座ほか全国で順次公開される。

トスカーナ地方が舞台、幻想を追い求める墓泥棒たちの物語

『墓泥棒と失われた女神』場面カット|写真1

映画『墓泥棒と失われた女神』は、1980年代のイタリア・トスカーナ地方の田舎町を舞台に“キメラ”=幻想を追い求める墓泥棒たちの数奇な物語を描く映画作品だ。「ローマの地下は掘れば遺跡」と言われるように、イタリアはヨーロッパにおける古代文明の中心地で、貴重な文化財が今なお次々と発見されている場所。かつては遺跡を許可なく発掘する墓泥棒が多発したというイタリアならではの特徴からインスピレーションを得ている。

主人公は、愛の幻想に囚われた考古学者の男・アーサー。劇中には、不思議な能力とダウジングを使って、埋葬品が眠る遺跡を探す墓泥棒たちの姿が映し出される。生と死、現実と空想が交差する唯一無二の世界観に注目だ。

監督は『幸福なラザロ』のアリーチェ・ロルヴァケル

『墓泥棒と失われた女神』場面カット|写真11

監督は、イタリア映画史の文脈を引き継ぎつつ、革新的な作品を世に送り出してきたアリーチェ・ロルヴァケルが務める。アリーチェ・ロルヴァケルは、カンヌ国際映画祭では『夏をゆく人々』でグランプリ、『幸福なラザロ』で脚本賞を受賞。また、マーティン・スコセッシ、ポン・ジュノ、ソフィア・コッポラ、グレタ・ガーウィグ、アルフォンソ・キュアロンなどがアリーチェ・ロルヴァケルのファンを公言している。

主演はジョシュ・オコナー、恋人の影を追う考古学者役

『墓泥棒と失われた女神』場面カット|写真6

忘れられない恋人の影を追う主人公の考古学者・アーサー役を演じるのは、『ゴッズ・オウン・カントリー』や『チャレンジャーズ』にも出演しているジョシュ・オコナー。この他、イザベラ・ロッセリーニ、アルバ・ロルヴァケル、カロル・ドゥアルテ、ヴィンチェンツォ・ネモラートといったキャストが集結している。

映画『墓泥棒と失われた女神』あらすじ

80年代、イタリア・トスカーナ地方の田舎町。忘れられない恋人の影を追う、考古学愛好家のアーサー。彼は紀元前に繁栄した古代エトルリア人の遺跡をなぜか発見できる特殊能力を持っている。墓泥棒の仲間たちと掘り出した埋葬品を売りさばいては日銭を稼ぐ日々。ある日、稀少な価値を持つ美しい女神像を発見したことで、闇のアート市場をも巻き込んだ騒動に発展していく。

【作品詳細】
映画『墓泥棒と失われた女神』
公開日:2024年7月19日(金)
監督・脚本:アリーチェ・ロルヴァケル
出演:ジョシュ・オコナー、イザベラ・ロッセリーニ、アルバ・ロルヴァケル、カロル・ドゥアルテ、ヴィンチェンツォ・ネモラート
原題:La Chimera

© 2023 tempesta srl, Ad Vitam Production, Amka Films Productions, Arte France Cinéma

Photos(14枚)

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